夏も間近!さまざまなUV対策に関するお悩みに、
プロのヘア&メイクアップアーティストがアドバイス!
一年を通したUV 対策が大切!それはわかってるけど、そもそも紫外線って…?きちんとUV カットをして美肌を守るために、 UV対策の基本をおさらいしましょう!
長年、モデルや女優のヘアメイクを手がけ、2016年に自身初の著書である「〜周囲がざわつく自分になる〜必要なのはコスメではなくテクニック」(ダイヤモンド社)がベストセラーとなり、一躍メディアの注目を集める。あらゆるコスメのわかりやすい解説や、ターゲットに寄り添ったメイクテクニック提案に定評があり、メイク初心者からメイク好きまで幅広く支持されている。そのわかりやすさから様々なメディアでの連載実績があり、著書も多数出版。
2022年より自身のYoutubeチャンネル「おしゃべりメイクBOX」をスタートさせ、等身大で誰からも好かれるキャラクターが人気を博す。イベントやテレビ出演などの他、コスメのプロデュースや監修など、活動の幅を広げている。
確かに、UV機能のある下地を使えば日やけを防ぐことはできるでしょう。でも、下地はあくまでメイクアップ製品。日やけ対策をより念入りにするなら、その前工程であるスキンケアの段階でしっかり日やけ止めを塗ってほしいなと私は思います。もちろん、UV機能の含まれた下地、フィニッシュパウダーやスプレーなどを使うこと自体に問題があるわけではありません。でも、それはあくまで「ダメ押し」として使いましょう。
また、最近は肌に優しい使い心地の製品も多く販売されているので、試供品などを積極的に利用して、自分に合ったものを見つけましょう。そして、まずはスキンケア段階でのUVを丁寧にしてみてください。
あとはやっぱり自分に合ったスキンケアを見つけておくことが大切。お肌が乾燥していたりすると、頑張ってUV対策しても、あまり効果を感じにくいことも。夏も保湿は重要です。化粧水や乳液でしっかり肌に潤いを与えて、その上で日やけ止めを塗るのが良いでしょう。朝のスキンケアの最後に十分に日やけ止めを塗布した後に、メイクをしてみてくださいね。色々なものを試して、「これが合ってる!」と思えるスキンケアを揃えましょう!
朝、日やけ止めを塗ったものの、日中の紫外線が心配。真夏のアウトドアなど、長時間強い日差しを浴びるような日は、汗で日やけ止めが落ちてしまうことも。できるだけこまめにしっかり塗り直しましょう。普段の生活でちょっとしたメイク崩れが気になるときは、UVの入ったファンデーションやスプレーなどを上から少しずつ重ねて、最後に白粉をはたけば崩れにくくなりますよ!
きちんと日やけ止めを塗っているはずなのに、なぜか日やけしてしまう。その原因のほとんどは「量が少なすぎること」です。実際、過去に私のメイクレッスンを受けた方などのメイクを見ていると、日やけ止めの使用量が全然足りない方ばかり。日やけ止めをたくさん使うのはちょっともったいない気もしますが、ケチって日やけしてしまうほうが実はもったいないですよね。私はムラにならないように、規定量より少し多めに使うようにしています。
あとは塗り方も大切だと思います。たとえば小鼻の先や鼻の下、顎の下など、細かいところまできちんと行き届かせること。他の化粧品以上に丁寧に手を動かし、塗りムラがないようまんべんなく塗りましょう。もちろん、過剰にごしごしこする必要はありません。SPFが高い日やけ止めを使えば安心だと思い込んでいる人も多いですが、UV製品こそ実は量が足りなかったり塗りムラがあったりすると十分な効果が発揮できないもの。高価な製品じゃなくても構わないので、まずはムラや薄づきにならないように、丁寧に塗ってみましょう!
日やけ止めはメイクの一環だと思っている人も多いですが、私はスキンケアのカテゴリに入れています。朝のスキンケアの最後にたっぷり塗って、それからメイクを始めるのが大切。特に敏感肌の人はスキンケア感覚でお肌に合ったものを選んでみてくださいね。
肌きれい見せベース「ベースミルク ベージュ02」は色が薄めなので、これだけで肌を仕上げるならライトベースメイクとして活用するのがお勧めです。「ちょっと近所に外出しないといけないけど、あまりメイクはしたくない。でもすっぴんはちょっと……」というシーンなどにピッタリですね。もちろん、この上にファンデーションを重ねるのもOK。ベージュの下地はシミやそばかすをソフトにカバーでき、それだけで下地がかなり整うので、ファンデーションの量も少なめで済むと思います。
重ねるファンデーションは好きなものを使ってもらえればと思いますが、重要なのは、それぞれのアイテムをしっかり肌になじませること。ベースミルクの上にファンデーションを塗るまで、十分な時間をとりましょう。具体的な時間は肌質や環境によりますが、ベースミルクを塗った肌に触れた感触が「ヌルヌル」でも「サラサラ」でもなく「もちもちペトペトした状態」なら、ファンデーションのベストタイミング。待ち時間の間に食事や歯磨き、着替えなどをすれば忙しい朝の時間も効率的に使えます。慌ててファンデーションを塗ると後で崩れやすくなるので、気を付けてくださいね。
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プロのヘア&メイクアップアーティストならではの視点で、「キレイ」を底上げするアドバイスはいかがでしたか?次回も長井かおりさんがキュレルユーザーのお悩みに答えてくれる「美の格言」をお楽しみに!