この記事をシェア
コントロールカラーとは、赤み・くすみ・ニキビ跡など、色による肌悩みを補整し、顔全体を均一感のある肌に演出できる化粧下地です。
コントロールカラーを適量使い、肌の色を均一にしておくことで、ファンデーションやコンシーラーの使用も少量で済むので、よりナチュラルな美肌を演出することができます。
とても便利なアイテムですが、たくさんの色があるので迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、どのような色を選べばよいのかをご紹介します!
色を選ぶ前に自分の肌の色タイプを知りましょう。
ブルべ・イエべとは、肌の色の傾向を表したものです。ブルべ(ブルーベースの略)は青みよりの肌、イエべ(イエローベースの略)は黄みよりの肌です。肌の色の傾向を知ることで、より自分を魅力的に演出できます。
該当する項目が多いほうが、あなたの色タイプです。
ブルべ、イエべを確認したらコントロールカラーを選びましょう!まずは肌悩みに合わせた選び方をご紹介。
肌の色が明るく見える、肌が柔らかな印象に見える、血色感が出る
肌の色が明るく見える、肌が柔らかな印象に見える
薄いシミやクマが程よくカバーできる、健康的な肌の色に見える
注意ポイント:多くつけすぎたり、色が濃いものを選んだりするとオレンジが悪目立ちしやすい
明るく透明感が出る
注意ポイント:多くつけすぎるとクマが目立つ場合がある
黄みが抑えられて明るく見える
注意ポイント:つけすぎると肌の色が暗く見えたり、クマが目立ったりする場合がある
赤みが目立ちにくくなる
注意ポイント:多くつけすぎると肌の色が暗くなりがち
赤みが目立ちにくくなる、自然に肌の色が明るく見える
明るく透明感が出る
注意ポイント:クマや赤みがある部分に塗ると暗く目立つ場合がある、多くつけすぎると青白くなる
黄みが抑えられて明るく見える
注意ポイント:クマに塗ると暗く目立つ場合がある、つけすぎると青白くなる
強い赤みやニキビ跡に部分使いすることで肌の色が均一に見える
ブルベの注意ポイント:全体につけると顔色が悪く見えやすい
イエベの注意ポイント:つけすぎると肌の色が暗くなりやすい
肌悩みに合わせて塗り方を工夫することで、よりキレイに仕上がります。
顔全体にムラなく広げます。
クマなどの気になる部分から塗って色を整えてから外側に向かって薄くのばします。
顔全体に薄く塗ります。クマがある場合は目の下は最後に塗りましょう。
赤みや色ムラの気になる部分から塗って、色を整えたら外側に向かって薄くのばします。
コントロールカラーの色によって仕上がりイメージが異なるので、気分に合わせて選ぶのもよいですね。
ブルべ・イエベどちらのタイプの方も、先ほどの「注意ポイント」を意識して塗ってみましょう。
また、ブルーは明るく透明感のある印象に、イエローは元気で明るい印象になりますよ。
様々なバリエーションがあるコントロールカラーですが、肌悩みや仕上がりのイメージに合わせて使い分けるともっとメイクが楽しくなるかもしれませんね。
ぜひお試しください!
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト
透明感のある肌づくりやその人らしさをいかしたメイクが得意。長年の経験により培った豊富なメイクテクニックで、数々のお悩みを解決。メイクアップアイテムの商品開発アドバイスから、ファッションショーのバックステージ、撮影、美容部員の教育などにも幅広く携わる。
2023年5月8日
山田由理香
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト