Q.同じポーチの中身でイメチェンできますか?

イガリシノブ流垢抜けテク炸裂 同じポーチの中身でイメチェンメイク

Kao Beauty Brandsで働くHINAの「ポーチがパンパンなので、同じコスメでガラッと印象を変える方法を教えて」という質問に、人気ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブさんが回答。アイテムが固定化して毎日同じ印象のメイクになってしまうというお悩みを、イガリさんのテクニックで今っぽく垢抜けて、印象に変化をもたらします。

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イガリシノブさん
ヘア&メイクアップアーティスト
独自の発想と理論でトレンドをキャッチしながら施す「イガリメイク」で話題に。多くの女優、モデルから支持されている。

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HINA
Kao Beauty Brands入社2年目

アイテムが固定化してマンネリ

イガリシノブさん(以下:イガリ):早速ですがHINAさんの質問とは?

HINA:新作に触れる機会が多くて、コスメをたくさん持っているのでポーチがパンパンなんです。ただ私的1軍コスメは固定していて、メイクが毎日同じ印象になってしまうのが悩みです。ぜひイガリさんに、アイテムを増やさずに、ちょっとしたテクニックでガラッと印象が変わったり、垢抜けたりする方法を教えていただきたいです。

イガリ:確かに、毎日メイクやポーチの中身はアイテムが固定化していく人が多いなと思います。もちろんトレンドのカラーや質感もありますが、同じものを使っても、色ののせ方や使いこなしをマスターすると今っぽく垢抜けることができますし、印象を変えることもできますよ!早速ですが、パンパンなHINAさんのポーチの中身を見せてください。

HINA:あまり派手な印象にはしたくないので、ナチュラルさを意識してアイテムを選んでいます。

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イガリ:それでは今ポーチの中にあるコスメで、垢抜けかつ、ちょっぴり印象チェンジできるメイクをしていきましょう!


塗り方を意識してメリハリのあるベースメイクに

イガリ:お顔にメリハリ印象をつくりたいと思ったとき、勝負はベースメイクから始まっています。厚めに塗るところと、薄く塗るところでメリハリをつけると自然と立体感が出ますよ。まず、お顔全体に「キュレル ベースメイク BBクリーム 明るい肌色」を塗ります。次に2回目は厚めに塗るところを決めて、重ねていきます。お顔の中央を少し厚めに塗ると、引き締まってきれいに見えるのでメリハリがつきます。

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1回目は左の量を目安に顔全体に塗る。

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2回目は厚めに塗るところを決めて、重ね塗り。

POINT
アイテムを増やさずに変化をつけたいなら塗り方を意識すべし!

  • ①顔全体に塗布
  • ②目の下、こめかみ、額、口周りを重ね塗り

イガリ:次にフェイスパウダーは、フェイスラインにはややしっかりと、顔の中心にはふわっとのせることで、変化をつけます。内側の自然なつや感は残しておきたいですね。つける時はパフにしっかりと取って、一度手元でなじませます。鼻の下や口の周りも忘れずに、ふんわりとつけていきます。

HINA:すごく立体的に見えますね。

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フェイスパウダーは一度手のひらでなじませてから、塗布していくのがポイント。

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顔の中央は優しく、フェイスラインはややしっかりと。

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骨格を意識して色をのせる位置をマスター

イガリ:次にアイメイクです。大きく印象を変えるにはアイメイクの力も大きいと思います。「ケイト ザ アイカラー」は色展開が豊富だから私も使っていますよ。HINAさんの色のチョイスはとってもいいと思います。まず、目もとの骨格をしっかりと意識してアイメイクをしていきます。骨格というのは、骸骨の、穴が空いているところ。触るとくぼみが分かりますよね。

HINA:分かります!

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イガリ:色をのせるべき位置と、あえてのせない位置を掴めば一気に垢抜けるので、ぜひこの骨格を意識してみてください。さらに、色ののせ方を意識してみましょう。ポイントで強弱をつけて、抜け感のある目もとにすることで、いつもと違ったアイメイクに仕上がります。まずは「ケイト ザ アイカラー 027」を指で全体にのせていきます。先ほど触った骨格のくぼんでいるところ(アイホール)全体にのせていきます。下まぶたにも薄くつけます。

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イガリ:次に、「ケイト ザ アイカラー 061」を黒目の上だけに使っていきます。よく立体感を出そうとすると外側につけてしまう人が多いのですが、しっかりと凹凸感を出すためには中央寄りにつけてあげるといいですよ。

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イガリ:次に、HINAさんのお気に入りで底見えしている「ケイト ザ アイカラー 011」を目の下の中央から目頭にのせて、色とキラキラで抜け感を作っていきます。

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イガリ:さらに、「ケイト ザ アイカラー 005」をのせます。こちらは華やかにしてくれるカラーなので、全体に重ねていきます。

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イガリ:この状態でアイラインを引くと色が濁ってしまうので、もう一度最初に使った「ケイト ザ アイカラー 027」で目の際(きわ)を塗っておきます。こうすることで、アイラインとアイシャドウがしっかりとなじみます。下まぶたのまつ毛の生え際にもトントンとのせておきます。

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イガリ:アイラインは、目尻に少しだけ引きます。まずは目尻にすーっと入れます。このときに先ほどの骨格のくぼみの外側にみ出さないことと、まぶたの影を作るようにアイラインを引くのがおすすめ。そして、内側のまつ毛の隙間を、点を描くようにしてちょんちょんと埋めていくだけです。

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イガリ:下まつ毛に存在感を出すために、こちらもちょんちょんと埋めていきます。しっかりと目のラインが出てきましたね。

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HINA:ぜんぜん違いますね。


自然で立体的な眉の描き方

HINA:眉メイクはつい濃くなってしまうことがあるのが悩みなんです。

イガリ:そんな人にもおすすめのテクがありますよ。まず、「ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-5」の中央のカラーを太いブラシで眉全体にふわっとつけていきます。中央のカラーを使うことで、眉毛の影になって立体感にも繋がりますし、自然な眉メイクに仕上がります。

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イガリ:次に一番明るいカラーで眉の周りをなじませていきます。

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イガリ:そして、「ケイト アイブロウペンシルZ BR-3」で、毛が足りない部分を埋めたら、眉尻を少し長めに描きます。眉山をしっかりと描く必要はありません。立体感を出すために、少しだけ眉頭を内側に描き足します。こうすることで、鼻筋がスッと通って見えて、いい感じに仕上がります。

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HINA:これだけでいいんですか!?

イガリ:そうなんです。眉、完成です。

POINT
眉メイクのおさらい

  • ①「ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-5」の中央のカラーを太いブラシで眉全体にふんわりと塗布
  • ②一番明るいカラーで眉の周りをなじませる
  • ③「ケイト アイブロウペンシルZ BR-3」で毛が足りない部分を埋める
  • ④眉尻は少し長めに、眉山はしっかりと描かなくてもOK
  • ⑤眉頭を少し内側に描き足す

リップは口角をオーバーリップに

イガリ:次にリップを塗っていきますが、その前にベースを一度塗って、唇を周りと同じ色に整えます。リップはトントンと押すようにしながら、中央を厚めに塗っていきます。口角は少しだけオーバーリップに塗って、唇の存在感を強調します。何回か重ねることで、透けるような赤色がちょうどよく発色し、このリップの良さが出てきます。正面からだけでなく、上からもつけると、鼻と口の間の人中が短く見えます。また下唇は下から、グイッと押し上げるようにつけるとより立体感がつくれます。

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骨格の美しさを引き立てるチーク

イガリ:最後にチークを軽く塗ります。目尻から口角を線で結んだところの上にふわっと乗せていきます。この位置に入れることで、「チーク可愛い!」だけでなく、骨格の美しさが引き立つのでおすすめです。

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イガリ:今回はアイメイクをメインにしたいので、パウダーをここで再登場させて、チークの上に重ねます。こうすることで、つや感も残しつつ肌もきれいに見せて、アイメイクが引き立ちますよ。完成です!

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HINAさん自身による仕上がり(左)と、イガリ流メイクの仕上がり(右・イメージ)

この動画でお答えしたお悩み

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