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Kao Beauty Brandsは、11月10日にリアルイベント「かじえりさんと楽しむ!眉メイク講座」を開催しました。イベントには、抽選に当選したMy Kao会員22名をご招待。眉の変遷クイズやトークセッション、眉メイクレッスンなどを行い、発信型メイクアップアーティストのかじえりさんが、眉メイクにまつわるリアルなお悩みに直接アドバイスしました。
ここでは、参加者から寄せられた眉メイクのお悩みの中でも、圧倒的に多かった4つのお悩みへの解決策を中心に、イベントの様子をご紹介します。
かじえりさん
メイクアップアーティスト兼美容系YouTuber。著書に「知りたいこと全部知ってかわいくなるメイクの教科書」(KADOKAWA)がある。
(イメージ)
1つ目は眉メイクが「左右対称にならない」というお悩み。イベント参加者の中でも、最も多くの人が抱えているお悩みでした。左右の形や高さ、毛量、骨格などによって、眉自体が左右対称でないことが多い上に、利き手の関係もあり、対称に描くのが難しいと感じている人も多いようです。
【左右対称に描くコツ】
かじえりさん(以下:かじえり):私たちの顔はもともと左右対称ではないので、多少の眉の左右差がある方が人間味があって素敵。あまり神経質になる必要はないんです。
それを念頭に置きつつ、描くときには自分の好きな方の眉に合わせます。このとき、一番意識したいのは左右の眉頭の位置。まず眉の出発点となる眉頭の位置を合わせて、次に眉山を合わせます。こんな風にパーツごとに位置を合わせるように意識するだけで、左右差はかなり目立たなくなります。
毛量の左右差があるときは、多い方をすいて(間引いて)みるのがおすすめです。
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2つ目は眉メイクが「つい濃くなってしまう」というお悩みです。いつの間にか仕上がりが濃くなり、眉の主張が強くなってしまった経験は、皆さんもお持ちではないでしょうか?「筆圧と、眉メイク時の鏡の距離に原因があるかも」とかじえりさんは話します。
【濃くなりすぎないためのコツ】
かじえり:ペンシルもブラシも、とにかく優しく力を入れずに描くことを心がけてみてください。そのために大切なのがペンシルやブラシの持ち方。先の方を持つと筆圧が強くなってしまいがちですが、長めに持つことで力が抜けて眉が濃くなるのを防ぐことができます。それから鏡も重要。よく、小さな鏡で眉メイクをしている人がいますが、パーツしか映らないような鏡だと、その部分のメイクだけに集中してしまい、結果、重ねすぎてしまうんです。だから鏡は顔から離して置く(持つ)ことが大切なポイント。全体を見ながら眉を描くと、色も形もバランスが取りやすく、「濃くなりすぎた!」を防げますよ。
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3つ目は、眉メイクが「きつい印象になってしまう」というお悩み。ふんわりした眉、やさしい印象の眉にしたいのにそうならない、という方が多いようです。かじえりさんは、「左右の眉頭の距離が近いとそう見えやすい」と話します。
【きつい印象に見せないためのコツ】
かじえり:きつい印象になるのを防ぐには、左右の眉頭の間隔を少しあけることがおすすめ。眉頭から濃くしっかりと色をのせることは避けましょう。眉頭の存在感を少しだけ弱めたいなら、やや固めのコンシーラーをほんの少しスクリューブラシに取って、眉頭をとかすようにそっとのせてみてください。その後にフェイスパウダーを重ねると、眉頭の印象が弱まりますよ。
他には、眉の角度をつけすぎてしまったり、輪郭をペンシルで直線的に取ってしまったりすることも要因に。角度はなだらかにして、描いたあとに輪郭をスクリューブラシでぼかす、ふんわり仕上がるパウダーを組み合わせる、淡い色の眉マスカラを選ぶなどすることがおすすめです。
左右の眉頭の間隔を広くしたり角度をなだらかにしたりすると、きつい印象が和らぐ
(イメージ)
最後は「似合う眉がわからない」というお悩みです。「自分の顔の形や雰囲気に合う眉のメイクを知りたい」「今の自分の眉メイクでよいか不安がある」という声も挙げられていました。
【似合う眉を見つけるコツ】
かじえり:「自分に似合う」=「自分の眉をいかす」とも言えます。自眉をいかして、どう似合わせるかを考えるのが大前提。その上で、スタイリッシュでかっこいい眉、アーチ型で優しい眉、太めでナチュラルな眉など、女優さんやモデルさんなどを見て、自分が好きだと思う眉を探してみてください。そして、理想の眉と自分の眉を比較して、毛量や長さ、太さ、形、色などを分析しましょう。理想の眉をお手本に、「自眉をいかしながら」真似ることを繰り返すうちに、自分に似合う眉、自分らしい眉が見つかるはず。私は学生時代、お風呂に入る前にメイクの練習をしていました。メイクは何度でも落とせるので、失敗しても大丈夫。とにかく眉メイクは練習あるのみです!
イベントでは4つのお悩みへのアドバイスを踏まえて、自然に見える眉メイクのテクニックをかじえりさんがデモンストレーションで披露しました。
かじえり:今回は、モデルさんの自眉の色に近い「ケイト アイブロウペンシルZ B R-5」と、「ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-5」を使用します。
モデルさんは、向かって右よりも左の眉の方がやや低いです。バランスを取るために、低い方の左眉は上側に1mm程度ペンシルで描き足します。逆に右側は下側に描き足して左右差を調整していきます。ポイントは、眉に対するペンシルの角度を45°にすること。そして皆さんが普段眉メイクをするときよりずっと軽い力で、触れているか触れていないかくらいの力加減で優しく描くこと。ソフトタッチです!
低い方の眉は上側を、高い方の眉は下側を描き足す
パウダーは色を使い分けて自然な濃淡をつける
眉頭は指を当てて骨格を確認し、鼻のつけ根のカーブに沿うようにうっすら影を入れるイメージで
かじえり:次にパウダーを使用。眉中は中央のカラーを、筆をジグザグに動かしながらふんわりのせて、眉尻は同じパレット上のダークカラーで描いて、自然な濃淡をつけます。眉頭には大きい方のブラシを使って、一番明るいカラーを、眉に触れるか触れないか程度の力加減で優しくのせます。このとき、眉頭から鼻のつけ根にかけてのカーブに自然につながるように意識すると、骨格に似合う眉に仕上がります。鼻も高く見えますよ。
最後にスクリューブラシで毛流れを整えて、完成です。
左:Before 右:After(仕上がりイメージ)
左右差が整い、眉頭から眉尻にかけて濃淡のある自然な眉が完成。
【かじえりさん流 ナチュラル眉メイクのテク】
デモンストレーション後は、皆さんそれぞれが眉のセルフメイクに挑戦。アイテムの色選びや濃さ、眉の太さ、角度など、かじえりさんから直々にアドバイスも!「みなさん、ポイントをおさえて上手に描けていました。でもまだ手に力が入っている様子。もっともっとソフトタッチで描くと自然な眉メイクが上達すると思います」とかじえりさん。
イベントでは美容にまつわるトークセッションも。子育てに、家事に、経営に、忙しい日々を過ごすかじえりさんがきれいでいるための秘訣は「ストレスを溜めないこと」だそう。そのためには、自分にとって何がストレスかを知ることが大切だと話しました。
かじえり:鏡を見たときに自分に萎えるのが、私にとって1番のストレス。“今日もいい感じ!”って思いたいから、どんなに忙しくてもスキンケアは手を抜きません。ストイックすぎると逆にストレスが溜まっちゃうから、時短で効率重視でもいいと思っています。例えばお風呂上がり、子どもの世話をしている間に、シートマスクをつけるなどして時間を有効活用しています。
参加した皆さんは、かじえりさんのトークやアドバイスに熱心に耳を傾け、眉メイクのレッスンを受けていました。皆さんの声を抜粋してご紹介します。
・「かじえりさんから直々に眉メイクのアドバイスをもらえた貴重な機会。リアルイベントだからこその素晴らしい体験だった!」
・「デモストだけでなく、かじえりさんがテーブルを回って直接アドバイスしてくれたのが参考になった。眉メイクアイテムも一式プレゼントしてもらえて嬉しい」
・「かじえりさんのトークも多く、眉メイクレッスンの時も一人ひとりの眉を見てくれて、とても良いイベントだった」
・「なんとなく不満のあった眉をいい感じにするやり方がわかった!」
・「メイクについて教えてもらえる機会がこれまでなかったので、とても勉強になった」
今回は、苦手意識を持っている人が多い“眉メイク”をテーマに開催した、リアルイベントのレポートをお届けしました。かじえりさんのアドバイスは明日からすぐにでも取り入れられそうなものばかりなので、ぜひお試しを。Kao Beauty Brandsでは今後もMy Kao会員の皆さんが楽しめる企画を実施予定です。ぜひご注目ください!
※ご紹介したアイテムは製造終了となる場合があります。予めご了承ください。
2023年12月25日
かじえりさん
メイクアップアーティスト兼美容系YouTuber。著書に「知りたいこと全部知ってかわいくなるメイクの教科書」(KADOKAWA)がある。