ケイト 3DアイブロウカラーZ
自眉の黒をやわらげて ふんわり仕上がる眉マスカラ
全6色 税込935円(My Kao Mall販売価格)
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松本千登世さん
エディター・ライター
「もし、あなたがよく道を聞かれるなら、それはあなたの才能です」。何年前になるでしょうか? 仕事を終え、溜息をつきながら電車に乗って、ふと見上げた中吊り広告にこんなコピーが書かれていました。私たちは無意識のうちに、「優しそう」「穏やかそう」な人に道を尋ねている。だから、よく道を尋ねられる人は、優しく穏やかな顔をしている証なのだ、と。電車の窓に映った自分の顔を見て、あっ、私は「この私」に道を尋ねないかもしれない、と思いました。疲れていそう、不機嫌そう……、急いで眉間を緩め、口角を上げました。
ある脳科学のプロフェッショナルに取材でお目にかかったときにも、こんな話を聞きました。「電車でたまたま見かけた人に対して、『この人、怖そうだなあ』『この人、優しそうだなあ』と思うことがあるでしょう? 大概の場合、その『直感』は当たっているんです。なぜなら、「顔」には普段の表情が記憶されているから。怒っている時間が長いと、怒り顔になり、笑っている時間が長いと、笑い顔になる。無意識の顔はその人の性格や生活を正直に映し出しているんですよ……」。
実は、年齢を重ねるほどに、眉の形が「あの頃」から変化しているのを感じていました。眉頭が中央に寄り、眉山が上がり、眉尻が下がり、全体的に「への字」化が進んでいるような? だからでしょうか、自分ではそんなつもりがないのに、不意に見た鏡の中の自分に「あれっ? 怖い顔をしている?」と思うことが増えました。もともと感情が出ると言われる眉の形、気づかないうちにその人の印象をも左右していると気づかされました。
そこで、最近の私が心がけていること。それは、できるだけ眉の筋肉を緩めるよう、こまめに軽いマッサージをすること。メイクするときは、自分の眉の形にあまり逆らいすぎないようにしながら、への字の角度を緩やかにするよう描いたり、自分の眉色よりもほんの少しだけ明るい眉マスカラを選んでふわりと優しい印象にしたりすること……。まわりをも優しい気持ちにする「道を尋ねたくなる顔」を目指して。
自眉の黒を和らげて、ふんわりと自然に仕上げる眉マスカラ。印象を洗練させながら、優しい表情に。
2024年10月21日
松本千登世さん
エディター・ライター