松本千登世 連載Vol.6 「上機嫌顔」から巡る美のスパイラル

「上機嫌顔」から巡る美のスパイラル

松本千登世さん
エディター・ライター

まわりに気づかされたメイクの本質

その日はたまたま、朝から、ハプニングの連続だったのだと、友人が興奮して話し出しました。
「とりあえず肌と眉だけは整えようと、ファンデーションを塗り、眉を描いてみたものの、どう計算しても、時間が足りない。逆算して、やむを得ず、アイメイクやリップメイクを諦め、チークだけをぽんぽんと足して、家を飛び出したの。ああ、まったくもう、と溜息をつきながら。ところが、会社に到着するや否や、『メイク変えた?』『すごくいい感じ』なんか、いいこと、あった?』……と、思いも寄らぬ反応。自分ではいつものようなメイクができていないという後ろめたさがあったから、できるだけ目を合わせたくないと思っていたのだけれど、実はまわりにはそのメイクが大好評だったの」

元気そう、楽しそう、幸せそう。まわりにはどうやら、ほぼチークだけで仕上げた顔が「上機嫌顔」に見えたというのです。そして、まわりに褒められたことで、それまでの時間が大変だったことなどすっかり忘れて、本当に上機嫌になってしまったとか。「えええーって、いつものメイクは? って聞きたくなったけど(笑)、このメイク、もしかしたら、私に似合っているのかな、って」、と彼女。ほほえましいエピソードに、思わず私まで幸せな気持ちになりました。

大人になるほどに、当たり前の習慣、生活の一部になっているメイク。でも、想像以上に、まわりとのコミュニケーションを生むツールであり、その反応が自分に影響を与えるのだと、思い知りました。加えて、チークがこんなにもその人の印象を決めているなんて! 目もとや口もとが語り出すものとはまた違う、生命感や躍動感みたいなものを頬は語り出すし、結果として、心も同じような感覚に包まれるのだと、改めて気づかされたのです。

私も、ときに、チークからメイクを始めてみようと思います。急いでいたり、疲れていたりして、心が乱れがちなときはなおのこと。生き生きとした顔に見えるように、頬に輝きや血色を纏わせて。さあ、上機嫌顔から生まれる美のスパイラルを!

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