kv_01

首&デコルテの肌にもケア 美容のプロが実践するケア方法とは

プレイパークでは、ユーザーのみなさんから投稿していただいた美容に関する質問や疑問に美容のプロがお答えします。ここではプレイパーク編集部の米山奈津美さんからの「顔と首、お手入れは同じでも良い?」という質問に、花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピストの横島真由美がお答えします。

profile_img_01

横島真由美
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト

お顔は毎日朝晩スキンケアをしっかりとするという人がほとんどだと思いますが、首はどうでしょうか。ふと鏡を見たときに、「なんだか首の印象が気になるような…。そういえば首やデコルテのお手入れは意識したことはなかった」と気づくこともあるのではないでしょうか。私は首だけでなく、その少し下のデコルテ(胸元)までをセットにしたお手入れをご提案します。私も毎日行っています!

profile_img_03

顔と異なる首やデコルテの肌状態

肌状態に着目すると、顔(頬)と首やデコルテには大きな違いがあります。顔と比べて、首やデコルテは水分量が多いのに対して、皮脂量は少ないということが花王の研究(※)で分かっています。

そのため、顔とは違った首やデコルテに適した毎日のケアの積み重ねが大切になります。顔とは肌状態が異なるので、部位に適したアイテムでのケアがおすすめです。

  • ※花王スキンケア研究所調べ 2010年22~76歳女性(n=90)を対象として、気温25℃、湿度50%の環境下で測定

article_img_08

article_img_03

美容のプロが実践する毎日ケアをレクチャー

使用するのは首やデコルテ用のアイテムです。なじませる方向を意識しましょう。首の側面につけるときは、なじませる方向とは反対に首を傾けて首側面を伸ばすようにすると、なじませやすく、ストレッチ運動も兼ねることができます。

article_img_04

上から下になじませるのが基本。首側面は指全体を首に密着させて、鎖骨に向かってなで下ろします。

マッサージするようになじませるのもおすすめです。特別なツールがなくても大丈夫。指先や指全体だけでなく、手を軽く握って使うなど、自分の手を道具にしてみてください。ただし、力任せにこすらないように気をつけましょう。

article_img_05

手を軽く握って、首側面やデコルテを軽くおさえたり、すべらせたりします。

お風呂上がりのルーティーンとして、ぜひ毎日のお顔のスキンケアに加えて取り入れてみてください。特別なお出かけの前には、首やデコルテにもつやをプラスして、ドレスアップするのもおすすめです。

article_img_06

首筋や鎖骨などに、つや感を与えるセラムなどを重ねづけすると骨格が際立ち美しく見えます。


うっかり日やけに注意 UV対策は一年中

パーツケアアイテムを活用した毎日のケアに加えて、忘れないでいただきたいのが日中のUV対策です。日やけによって、顔と首の色が違うという人はかなり多いんです。紫外線への意識が高まる夏だけでなく、首周りのあいた洋服を着る機会が増える春先は特に注意が必要です。一年中、首まで日やけ止めを塗る習慣づくりをしましょう。

article_img_07

服から出る部分の肌には、日やけ止めをしっかりと塗布。首の後ろも忘れずに!

今晩から早速、首&デコルテのケアを始めてみてください。そして、日中のUV対策も忘れずに。毎日の積み重ねが首まで美人な印象へとつながります。

profile_img_02

横島真由美

花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト

エステティシャンとしてキャリアを積むと同時に、エステティシャン養成スクール講師としての実績を築く。現在はエステティックやアロマテラピーの知識をいかしてスキンケアのメソッド開発を担当。フェイシャルケアだけなくボディケアに関する美容技術の開発にも携わっている。

この記事でお答えしたお悩み

Page Top