メディア ブライトアップチークS
全10色 税込880円(My Kao Mall 販売価格)
自然で上品な仕上がり、発色自在のチークカラー
ブライトアップチークS
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チークは、頬に入れることで顔に血色感や立体感を生み出し、明るい印象に見せることができる便利なアイテム。でもその一方で、入れる位置や範囲によっては、不自然な印象になってしまうことも。
そこで花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ヘア&メイクアップアーティストの吉谷が、ぜひマスターしたいチークの基本の入れ方を解説します。Kao Beauty Brandsのおすすめチークもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
吉谷真由美
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ヘア&メイクアップアーティスト
顔立ちや人柄、なりたいイメージなど個々に寄り添ったメイクが得意。
マスク着用の生活が続いていた頃は、マスクで隠れてしまうからとチークをつけることから遠ざかっていた人も多いのではないでしょうか。チークの役割は血色感をプラスして顔を立体的に見せること。入れる位置や範囲、量を意識すると、より洗練された仕上がりになりますよ。
ここでは、基本的なチークの入れ方を詳しく解説します。ぜひ実際に試して、自然な血色感に仕上がるチークの基本の入れ方をマスターしましょう!
まずは、チークをつける位置を確認しましょう。頬骨を中心にやや広めにつけるのがおすすめです。頬骨は顔の正面〜側面にあるため、指で触れるとわかりやすいですよ。
触ってもわかりにくい場合は、口角を上げて笑顔をつくったときに盛り上がる位置を参考にしたり、顔を左右に動かしたときに光が反射してつやの出る部分を確認したりするのもいいでしょう。
頬骨を中心に広範囲にのせるのがチークの基本
頬を触って硬い骨の部分が頬骨。広い範囲にわたることがわかる。
にっこり笑って確認するのも◎。高くなる部分が頬骨。
ブラシにチークをとるとき、ブラシの表面だけにつけていませんか?チークはブラシの中までたっぷりと含ませ、余分なパウダーをティッシュや手の甲で払って調整しましょう。このひと手間でブラシ全体にパウダーをたっぷり含ませることができ、チークを頬にのせたとき、部分的に濃くつくのを防ぐことができます。
チークをブラシにたっぷりと含ませたら、ティッシュで余分なパウダーを払うひと手間を。
チークは頬骨の高い位置からつけます。鼻より低い位置にチークをつけると、頬が下がった印象に見えてしまうので注意しましょう。
頬骨に沿って鼻より低い位置にならないようにつけるのがポイント。
次に、頬骨に沿って楕円をイメージしながらチークの境界線が出ないようにぼかします。中心から外側に向かって薄くなるようにグラデーションをつけましょう。これだけでも自然な立体感と血色感を演出することができます。
チークの輪郭が出ないように、中心から外側に向かってグラデーションをつける。
チークをつける際は、左右対称になるよう、意識しましょう。色の濃さやつける範囲が左右で異なってしまうのは、実は、片方ずつ仕上げることで起こりがちなんです。一気に片側を仕上げてしまうのではなく、まず両頬に薄くベースをつくると失敗しにくくなりますよ。
このとき、ブラシに含ませるチークの量が、左右で同じになるようにするのも大切。また、ブラシを持った手と反対側の頬にチークをつけるときは手の角度が下がりやすいので注意しましょう。
まずは両頬に薄くベースをつくると失敗しにくい。
そして、仕上がりに大きく影響するのが照明。照明が顔のどちらか一方にしか当たっていない環境でチークをつけると、暗い方はチークの仕上がりがわかりにくく、つい濃くなりがちに。光の当たる方を向いて、顔を左右に振って濃さを確認しましょう。最後に正面から鏡を見て、左右対称になっているかもチェック。
チークをつけたら、明るい場所で正面から鏡を見てチェック。
NG チークが左右非対称だと顔がゆがんだように見えてしまうことも…
(仕上がりイメージ)
肌に自然な血色感を出して明るい印象に見せるチーク。入れる位置や量、ブラシの使い方を意識するだけで、より洗練された仕上がりになりますよ。
自然な血色感を演出する基本のチーク完成!
(仕上がりイメージ)
ここでは、チークを入れるときに知っておきたいポイントをご紹介します。メイクの幅も広がりますし、なりたい印象に近づくためにも、参考にしてみてくださいね。
なりたい印象によってチークをつける位置やつけ方を変えるのもおすすめ。STEP1の基本の位置を参考にしながら、なりたいイメージに近づけるよう工夫してみましょう。
例えば、ふんわりと可愛らしい印象に仕上げたいときには、黒目の下辺りを目安に、丸くふんわり血色感を感じる程度にチークを入れます。広げすぎないようにするのがポイント。つける範囲が広すぎると赤ら顔のようになってしまうため、小さめの円を描くイメージに。面長の人や顔の縦幅を短く見せたい人にもおすすめです。
シャープでキリッとした印象に仕上げたいときは、頬骨の下から上に向かってチークを入れ、グラデーションをつくります。丸顔や顔の横幅が気になる人、大人っぽい印象に見せたい人にもおすすめです。
ヘルシーな印象に仕上げたいときは、クリームチークを指の腹(2本指分位を目安)に取って、手の甲などで量を調節してから、横に広い範囲にチークをのせます。頬骨の高い部分を中心にトントンと置くようにつけるのがポイント。頬からつけて最後に指に残ったチークを薄く鼻につなげるとよりヘルシーな印象に。
実際にチークを選ぶときは、自分の肌の色に合った色や、なりたい印象に近い色を見つけましょう。パーソナルカラー診断などを活用し、イエローベース・ブルーベースや春夏秋冬のパターンを調べておくのもいいですね。
肌の色がイエローベースの人はオレンジ系を、ブルーベースの人はピンク系を選ぶとなじみやすいでしょう。オレンジ系の中にはコーラルピンク系やベージュ系など、ピンク系の中にはソフトな青みピンクやラベンダー系、はっきりとした青みの、ピンクやレッド系などのカラーも含まれるため、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
また、パーソナルカラーに関わらず、明るくフレッシュな印象に仕上げたいときにはオレンジ系を、ふんわりと優しげな印象を目指すならピンク系のチークを選ぶと希望のイメージに近づきやすくなります。顔全体をまとまりのある仕上がりにしたい場合は、アイシャドウやリップの色みの系統をチークと揃えてみるといいですよ。
一言でチークといってもさまざまな種類があり、つけ心地や仕上がりの印象が異なります。ここでは3種類のチークをご紹介するので、好みに合ったものや使いやすいタイプを選びましょう。
「パウダーチーク」は、粉状のチークを押し固めてつくられており、指やブラシでなじませることでふんわりとしたイメージに仕上がります。量を調節することでハッキリ発色させたり淡く発色させたりが可能なので、同じチークでも気分によって異なる使い方ができます。
「クリームチーク」は、柔らかくしっとりとしたつけ心地が特徴で、中から血色がジュワッとにじみ出るような頬に仕上がります。指などを使い、ポンポンと軽くたたきながらなじませるのがおすすめ。
「リキッドチーク」は、水分量が多くみずみずしいつけ心地が特徴で、肌にもなじみやすく、くずれにくい点が魅力です。指でトントンとなじませることで自然な仕上がりになります。
ここではおすすめのチークをタイプ別にご紹介します。ぜひ自分にあったチークを見つけてみてくださいね。
今回は、チークの基本的な入れ方をはじめ、入れるときのポイントやチークの種類などをご紹介しました。
チークのありなしで、表情の明るさや与える印象などがガラリと変わります。また、なんとなく入れるのと、チークをつける位置や範囲を考えて入れるのとでは、メイクの仕上がりの印象も異なります。
基本となる入れ方をマスターしたあとは、なりたいイメージに合わせたり、これまでに使ったことのない色に挑戦したりするのもおすすめです。メイクの最後に仕上げとしてお気に入りのチークをつけ、明るい気分で一日を始めてみてはいかがでしょうか。
※ご紹介したアイテムは製造終了となる場合があります。予めご了承ください。
2024年7月29日
吉谷真由美
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ヘア&メイクアップアーティスト