Q. チークの濃さはどのくらいがベスト?

色選びや質感、ぼかし方も大切!〜チーク応用編〜

基本のつけ方に続いて、さらにチークを深掘り!「チークの濃さはどのくらいがいいの?」と悩むことありますよね。花王メイクアップアーティストの山田がチークの濃さをテーマに、色選びや質感、ぼかし方についてもお届けします。

山田由理香
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト

チークは全体のメイクのバランスを考えて

「チークだけが目立ってしまう」「チークをつけてもメイク効果が感じられない」という方は、リップの色みに合わせてチークを加減してみて。チークをつけるときは、メイク全体のバランスを考えて入れ方を工夫しましょう。

ヌーディーなリップには血色チークで華を添えて

ベージュ系リップは、今季のトレンドカラーの1つ。肌なじみのいい色のリップを使った場合は、チークをつける範囲が狭く量が少ないと、顔色が悪く見えてしまうことが。チークは、血色感を感じさせるくらいつけるのが、バランスよく見せるポイントです。

△ チークをつける範囲が狭く量が少ないと血色感が足りず、メイク感が薄くなってしまう。
※仕上がりイメージ

頬骨を中心に、まずは色を思いきってつけます(実線楕円)。次に、中心に使った色よりも薄い色や、ブラシに残ったパウダーで外側の範囲までぼかしてなじませます(点線楕円)。このとき、中心の強い色が薄くならないように注意しましょう。

頬骨を中心につけるのは基本と同じ。ポイントは中心にやや濃くつけてから、周りをぐるっとぼかすこと。

「顔色がよくなった!」と感じるくらい、思いきってチークをつけて大丈夫。ヌーディーなリップのときは、チークのつけ方を意識すると明るい印象に仕上がりますよ。

◎ ベージュリップも血色チークで明るく。
※仕上がりイメージ

赤リップには頬につや感で上級者に

レッド系のリップなど、口もとにポイントをおいたメイクの場合は、チークをつけすぎると、華やかになる一方でやや重い仕上がりに見えてしまうことが。チークの色みを強くしすぎずに、つやのニュアンスを広めに入れるとバランスが整えやすくなります。

△ 赤リップに濃いチークだとそれぞれの主張が強く頑張りすぎた印象に。
※仕上がりイメージ

まずは頬部分につやが感じられるよう、ハイライトカラーを頬の広い範囲に入れましょう。次に、血色感を感じさせるカラーを同じ位置にほんのり色みを感じる程度に重ねづけ。つやを仕込んでから、血色感をプラスすると濃くなりすぎず、失敗しにくいのでおすすめです。

ハイライトカラーを頬に広めにつけ、つやを仕込む。

同じ位置に血色カラーのチークをうっすらと重ねる。
※付属品のブラシを使うか、別の大きなブラシを使うかはお好みに合わせて選んでください。

◎ なめらかなつや感とほんのりと血色感を感じさせる垢抜けた印象に。
※仕上がりイメージ

口もとにポイントをおくメイクのときは、つやとほんのりとした血色感のある頬が好バランス。抜け感のある仕上がりは、唇だけではなく顔全体を垢抜けた印象にします。

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PICK UP! 毛穴目立ちにさよなら、ふんわりチーク

チークを入れたとき毛穴目立ちが心配という場合は、ラメやパール感の強いアイテムを避け、ふんわりと仕上がる質感のパウダーチークを選びましょう。ブラシも大きめのサイズを使用するとよりふんわりと仕上がります。

まずは毛穴の目立ちにくい頬骨の高い位置から、広めに円を描くようにのせます。

顔の中央、小鼻の横あたり(斜線部分)は毛穴が目立ちやすいので、まずは避けてつけていく。

鼻の横や顔の正面など毛穴の気になる部分は、ブラシに残ったチークで下から上に動かしてぼかすときれいに仕上がります。

矢印の方向にブラシを動かしてぼかす。
※付属品のブラシを使うか、別の大きなブラシを使うかはお好みに合わせて選んでください。

毛穴が目立ちにくいふんわりとしたチークが完成
※仕上がりイメージ

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チークは単品では主役になりにくいものの、メイクの仕上がり印象を左右する重要なアイテムです。顔全体のメイクのバランスを考えながらチークをつけると、仕上がりの美しさもトレンド感もぐっとアップしますよ。ぜひチークのつけ方をマスターして、メイクを楽しんでください!

※ご紹介したアイテムは製造終了となる場合があります。予めご了承ください。

山田由理香

花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト

透明感のある肌仕上がりやその人らしさをいかしたメイクが得意。長年の経験により培った豊富なメイクテクニックで、数々のメイクのお悩みを解決。メイクアップアイテムの商品開発アドバイスから、ファッションショーのバックステージ、撮影、美容部員の教育などにも幅広く携わる。

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