清潔感アップ!毎日続けたいスキンケアの基本

メンズスキンケアの基本を解説!おすすめのアイテムや選び方も紹介

最近では、メンズ用のスキンケアアイテムや、男女問わず使えるスキンケアアイテムも発売されているので、自分の好みに合ったものを選ぶ楽しみがありますね。
その一方で、「どんなアイテムを使ったらいい?」「洗顔だけで終わらせたらダメ?」と思っている男性も、少なくないのでは。

この記事では、スキンケアに疑問をお持ちの男性に向けて、「基本的な肌のお手入れ方法やアイテムの選び方」、また「メイクをしたときに必要なクレンジングのポイント」をご紹介します。

梶原友理
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト
エステティック知識をいかしたメソッド開発を中心に担当

男性のスキンケアアイテム使用率と主な肌悩みは?

男性のスキンケアアイテムの使用率が一体どのくらいなのか、想像がつきますか?花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター(以下、BRCC)が10~50代の男性に向けて行った調査では、洗顔料以外のスキンケアアイテムの使用率がどの年代も3割以下という結果でした。まだまだ使用率は低いことがわかりますね。また、肌悩みに関しては、1位がべたつき・脂っぽさ、2位が乾燥・かさつきでした。

男性のスキンケアアイテム(普段、使用しているスキンケアアイテム)の使用率

男性の顔の肌悩み(複数回答)

男性もスキンケアが大切な理由

なぜ男性もスキンケアが大切なのでしょうか?その理由は主に以下の2つです。

・皮脂量が多いため
・水分量が少ない傾向があるため

それぞれの理由を詳しく解説します。

皮脂量が多いため

まず、男性の肌の特徴を見てみましょう。グラフを見比べてみると、男性の肌の皮脂量は女性よりも多く、年齢による変化にも違いがあることがわかります。女性は年齢を重ねると顔の皮脂量が減少していますが、男性には減少の傾向は見られません。

その理由として、皮脂腺を活性化させると言われている男性ホルモンの影響や、脂っこい食事を好む傾向があること、などが挙げられます。男性の肌悩み1位がべたつき・脂っぽさというのも納得ですね。このような肌悩みを解決するためにも、スキンケアはとても大切です。

男性と女性の皮脂量の違い

皮脂量(額)の年齢変化

水分量が少ない傾向があるため

肌の水分量を見てみると、男性は女性と比較すると少ない傾向にあることがわかります。その理由として、日常的にスキンケアを行う習慣があまりないことや、日々のシェービングの影響などが考えられます。

男性の肌悩みに「乾燥・かさつき」が多いのも、水分量が少ないことが関係しているのかもしれませんね。肌の水分量を補うためにも、スキンケアでしっかり保湿をしましょう。

男性と女性の角層水分量の違い

ここから始めよう!メンズスキンケアの基本

スキンケアが大切なのは男女とも変わりません。
基本となるのは「洗顔」と「保湿」。その方法をご紹介します。

【洗顔】 肌の汚れを落とす

ただ洗顔料を使って洗うのではなく、肌に負担がかからないよう泡で優しく洗うのがポイントです。そうすることで、“うるおいを守りながら”汚れを落とすことができます。

①よく泡立てる
適量を手のひらに取り、よく泡立てます。
※泡立てずに使うタイプもあります。製品の使用方法をよく読んでお使いください。

②額、目もと、鼻、口もとを洗う
顔に泡をのせ、手と肌が直接触れないようにらせんを描きながら、額、目もと、鼻(鼻筋、小鼻)、口もとの汚れを浮き上がらせます。

③頬を洗う
同様に、頬の汚れを浮き上がらせます。
その後、しっかりすすぎます。

④拭き取る
タオル等で肌を優しく押さえるように水分を取り除きます。

●ワンポイントテクニック

皮脂量の多い小鼻周りは、中指の腹で円を描きながらさらに丁寧に!

特にフェイスラインや髪の生え際などに泡が残りやすいので、すすぎ残しのないように注意しましょう!

●見直したい洗顔方法

【NG】力を入れてゴシゴシと洗う。
摩擦が肌の刺激になる恐れがあり、肌あれやくすみの原因にもなることが。
【NG】小鼻やあごのくぼみなど、細かい部位に触れずに洗う。
顔には凹凸があるため、細部まで洗う意識をしないと汚れを取り除くことができません。

【保湿】 肌をしっかりうるおわせる

肌の汚れを優しく洗い流したあとは、化粧水や乳液などで肌をしっかり保湿します。力任せではなく、手を優しくすべらせるようにしながら、丁寧に肌になじませます。洗顔同様、優しいタッチで行いましょう。

①5箇所に置く
適量を手のひらに取り、額、両頬、鼻(鼻筋)、あごの5箇所に置きます。
※化粧水などの5箇所に置けないものは、適量を両手のひら全体に広げます。

②頬、額になじませる
頬、額に両手で優しくすべらせるようになじませます。

③目もとになじませる
目もとは皮膚が薄く、とてもデリケートな部分です。力を入れすぎないように注意しましょう。
※目に入らないように注意しましょう。

④鼻、口もとになじませる
頬、額と同様に、鼻(鼻筋)、口もとになじませます。

⑤首筋になじませる
右手で左の首筋に、左手で右の首筋に、広い範囲にしっかり密着させてなじませます。
喉ぼとけは強く押さないように気をつけましょう。

⑥手のひらで包み込んでプレス
手のひらで覆うことで、しっかり肌になじみます。優しいタッチで行いましょう。

●ワンポイントテクニック

シェービングをした場合
①~⑥の手順で優しくなじませたあと、あご裏とフェイスラインも忘れずに保湿。最後に手のひらを返して包み込むようにしてプレスします。

●見直したい保湿方法

【NG】パンパンッと肌を叩きながら塗る。
叩くことで肌への刺激にもなるので、お手入れの際はできるだけ優しく丁寧に。
【NG】力を入れて、こすりつけるように塗る。
摩擦は肌への負担になるので避けましょう。

メイクをしたときには?クレンジングのポイント

最近では、メンズメイクに挑戦する男性も増えてきています。メイクをしたときは、洗顔だけでは十分に落とし切れていません。しっかりメイクを落とすお手入れを行いましょう。ここでは、メイクをしたときのクレンジングのポイントをご紹介します。

【クレンジング】 メイクなどの汚れをしっかり落とす

メイクをしたときにはメイクを落とす必要があります。ここでは、クレンジング料を使ったメイク落としの方法をご紹介します。

オイルタイプ(左)
①全体になじませる
手のひら全体になじませてから顔全体にのばします。

クリームタイプ・ジェルタイプ(右)
①5箇所に置く
適量を手のひらに取り、額、両頬、鼻、あごの5箇所に置きます。

②額、目もと、鼻、口もとを洗う
優しくらせんを描きながら、額、目もと、鼻(鼻筋、小鼻)、口もとの汚れを浮かせます。

③頬を洗う
同様に、頬の汚れを浮かせます。指のすべりが軽くなったら洗い流すか、拭き取ります。

●ワンポイントテクニック

眉メイクをした場合
中指薬指で、小さくらせんを描きながら眉メイクもしっかり落としましょう!

あご裏をファンデーションでカバーした場合
あごを上げて、あご裏にらせんを描きながら落としましょう!

メンズスキンケアのアイテムはどう選ぶ?

ここまでメンズスキンケアの方法を解説してきました。スキンケアの方法はわかったけれど、どのようなアイテムを使用したらよいのか迷ってしまう人もいるでしょう。

そんな人へ向けて、メンズスキンケアのアイテム選びのポイントをご紹介します。アイテム選びで悩んだら、以下のポイントを参考にしてみるのがおすすめ。

・肌悩みに合わせて選ぶ
・使い勝手のよさで選ぶ
・感触や香りなど好みに合わせて選ぶ

肌悩みに合わせて選ぶ

肌悩みも様々ありますが、ここでは、代表的な肌悩みとそれに合わせたおすすめの選び方をご紹介します。

●代表的な肌悩みとおすすめの選び方

皮脂によるベタつきが気になる人:皮脂を落としてテカリやべたつきを抑えられる、すっきりとした洗い上がりの洗顔料やさっぱりとした感触の化粧品を選ぶのがおすすめ。
皮脂が多いのにかさつく乾燥性敏感肌の人:乾燥対策と皮脂対策が同時にできる低刺激の化粧品を選ぶのがおすすめ。
ニキビができやすい人:洗顔も保湿も、ニキビ予防効果のある薬用化粧品を選ぶのがおすすめ。
毛穴の詰まりで肌がざらつく人:毛穴汚れを除去できるスクラブ入りの洗顔料を選ぶのがおすすめ。
肌の乾燥が気になる人:うるおいを与えながらもべたつかず、心地よい感触の化粧品を選ぶのがおすすめ。

使い勝手のよさで選ぶ

普段からスキンケアの習慣がない人にとっては、毎日お手入れをするのはハードルが高いと感じるかもしれません。肌のお手入れをする時間がとれなかったり、面倒に感じたりすることもあるでしょう。

メンズスキンケアアイテムの中には、シンプルに効率よくケアできるものもたくさんあります。1つで化粧水や乳液の機能を持つアイテムや、泡立て不要の洗顔料、スプレータイプの化粧水など便利なものも。使い勝手のよさで選ぶと継続しやすいですよ。

感触や香りなど好みに合わせて選ぶ

「ベタッとした使用感が苦手」「優しい香りが好き」など、人それぞれ好みがあります。自分の肌に合ったスキンケアアイテムでも、感触や香りが合わなければ継続が難しいかもしれません。

感触や香りが合うか心配…という人は、まずは店頭やサンプルなどで試してから購入するのもいいですよ。

メンズスキンケアのおすすめアイテム

続いて、メンズスキンケアのおすすめアイテムをいくつかご紹介します。選び方のポイントはわかったけれど、商品がありすぎて悩んでしまう…という人は、参考にしてみて。あなたの肌に合うアイテムが見つかるかもしれません。

洗顔アイテム

リサージ メン オイルコントロールソープ

リサージ メン オイルコントロールソープ

テカリとベタつきをしっかり抑える洗顔料
120g 税込2,200円(My Kao Mall販売価格)

スイサイ ビューティクリア ブラックスクラブウォッシュ

スイサイ ビューティクリア ブラックスクラブウォッシュ

磨き上げスクラブ洗顔料 毛穴汚れ&古い角質も除去
130g 税込1,980円(My Kao Mall販売価格)

カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ

カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ

肌を研ぎ澄ますように洗い上げる、吸着磨き上げ洗顔
130g 税込3,080円(希望小売価格)

スイサイ ビューティクリア ブラック パウダーウォッシュ

スイサイ ビューティクリア ブラック パウダーウォッシュ

【酵素洗顔】テカり・ベタつきが特に気になる方に
0.4g×32個 税込1,980円(My Kao Mall販売価格)

キュレル 潤浸保湿 泡洗顔料 150ml

キュレル 潤浸保湿 泡洗顔料 150ml
医薬部外品 肌荒れを防ぐ(消炎剤配合)
販売名 Curél洗顔料G

肌の必須成分「セラミド」を守って洗える泡洗顔料
150ml 税込1,760円(My Kao Mall販売価格)

リサージ メン フォーミングソープ

リサージ メン フォーミングソープ

すっきりとした洗い上がりの泡タイプ洗顔料
150ml 税込2,200円(My Kao Mall販売価格)

保湿アイテム

キュレル 皮脂トラブルケア 化粧水 150ml

キュレル 皮脂トラブルケア 化粧水 150ml
医薬部外品 肌荒れを防ぐ(消炎剤配合)
販売名 Curél化粧水Sa

セラミドの働きを補いながら皮脂による肌荒れを防ぐ
150ml 税込2,090円(My Kao Mall販売価格)

リサージ メン スキンメインテナイザー

リサージ メン スキンメインテナイザー

化粧水と乳液の充実感を1本に凝縮した化粧液
全3種 130ml 税込3,300円(My Kao Mall販売価格)

カネボウ スキン ハーモナイザー

カネボウ スキン ハーモナイザー

乾燥や肌あれなどの複雑な肌悩みに、闘う化粧水
全3種 180ml 税込5,500円、320ml 税込8,800円、38ml 税込1,210円(希望小売価格)

キュレル ディープモイスチャースプレー

キュレル ディープモイスチャースプレー
医薬部外品 肌荒れを防ぐ(消炎剤配合)
販売名 CurélディープモイスチャースプレーA

「セラミド」の働きを補い、ひと吹きでうるおい続く
全3種 250g 税込2,750円、150g 税込1,980円、60g 税込990円(My Kao Mall販売価格)

キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル 120ml

キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル 120ml
医薬部外品 肌荒れを防ぐ(消炎剤配合)
販売名 Curél保湿ジェルSa

セラミドの働きを補いながら皮脂による肌荒れを防ぐ
120ml 税込2,090円(My Kao Mall販売価格)

クレンジングアイテム

キュレル ジェルメイク落とし 130g

キュレル ジェルメイク落とし 130g
医薬部外品 肌荒れを防ぐ(消炎剤配合)
販売名 Curélメイク落としE

うるおいを守りながらメイクを落とす。ジェルタイプ
130g 税込1,100円(My Kao Mall販売価格)

カネボウ インスタント オフ オイル

カネボウ インスタント オフ オイル

ふわりと軽やかにメイクをオフするクレンジングオイル
180ml 税込4,180円(希望小売価格)

まとめ

メンズスキンケアの基本はいかがでしたか?スキンケアの必要性や適切なお手入れ方法を知ると、日々のケアもグッと楽しくなるはずです。この記事で紹介した選び方のポイントやおすすめアイテムも参考に、自分に合ったスキンケアアイテム探しもしてみてくださいね。
日々のケアの積み重ねは、清潔感のある肌印象へ繋がります。まずは毎日の洗顔と保湿を丁寧に行うことから始めてみませんか。

清潔感のある印象を生み出す方法は、スキンケアだけでなくメイクにもあります。メンズメイク初心者さんでも挑戦しやすい、簡単メイク方法を掲載中です。あわせてご覧ください。

※ご紹介したアイテムは、製造終了となることや価格が改定になることがあります。予めご了承ください。

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