カネボウ ルージュスターヴァイブラント
生命感ある仕上がりが続くラスティングルージュ
全13色 税込4,620円(希望小売価格)
ルージュスターヴァイブラント
カネボウ
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アイメイクや眉メイクとともに、なりたい顔印象や雰囲気づくりに欠かせないリップメイク。一方で、唇の厚みや形など悩みも様々で「うまく塗れない」「似合う色がわからない」など、リップメイク迷子の人は案外多いのでは?
そこで今回は、初心者から上級者まで、知れば「なるほど!」なリップの塗り方の簡単テクとアイテム選びのコツをご紹介します。
濵﨑夕生子
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト
個性をいかしたそれぞれの魅力を引き出すメイク提案が得意。
選ぶアイテムによって、様々な雰囲気や仕上がりを楽しめるリップメイク。まずは、仕上がりやなりたいイメージ、悩みカバーなど目的に応じて使い分けられるよう、リップの種類についておさらいしましょう。
スティックタイプのリップは、唇へのフィット感が高く、シアーな仕上がりから高発色なもの、ツヤ感のあるものからマットなものまでバリエーションが豊富。唇の色ムラや輪郭をカバーしたい人、特にきちんとした印象に見せたい人におすすめ。
リキッドタイプのリップは、スティックタイプとグロスタイプを合わせたような色と質感。発色とうるおいを1本で叶えられるので、簡単に便利に使いたい人やラフな仕上がりを求める人におすすめ。
ティントタイプは、唇を染めたように色づき、色移りしにくく、唇の水分量などによって発色が変わるリップ。色もちや色移りを気にする人、自然な血色感を出したい人におすすめ。
グロスタイプのリップは、濡れたようなツヤや、うるおい感が特徴。透明から色つきまでカラーバリエーションが豊富です。唇をふっくら見せたい人や、ツヤや輝きが欲しい人におすすめ。
トップコートタイプは、リップメイクの仕上げに塗ることで発色を保つことができるリップ。塗りたての美しい色を長時間キープしたい人におすすめ。
唇の形を整えて見せることができるアイテム。唇の輪郭を縁取ることで、リップメイクのにじみ防止にも。きちんとした印象に見せたい人や、輪郭を整えたい人におすすめ。
乾燥から唇を守り、うるおいを与えます。無色から色つきまでバリエーションは様々。乾燥が気になる人や、ほんのりとした血色感を求める人におすすめ。
厚めの唇がお悩みの人に、薄め印象に見せるリップのカラーや質感選び、塗り方をご紹介します。また、厚めの唇はそれだけでも華やかな印象があるので、そんな魅力をいかしたリップの塗り方もご紹介します。
リップメイクアイテムを塗る前に、肌よりやや暗めのファンデーションなどで唇の輪郭を補整します。
リップメイクアイテムは、少しツヤを抑えた肌なじみのよいカラーを選び、唇の立体感を強調しないことがポイント。唇の輪郭より小さめにリップを塗って輪郭をぼかします。
リップの塗り方で厚めの唇を薄めの印象にチェンジ!
リップメイクアイテムは主張の強くないカラーを選び、ふんわり軽めに仕上げるのがポイント。おすすめはシアーやマットな質感で肌なじみのよいベージュ系の色みのアイテム。輪郭をぼかしながらほどよいツヤ感をいかしてふんわり軽めにつけると、厚めの唇の魅力が引き立ち、モードな印象に仕上がりますよ。
リップの塗り方で厚めの唇の魅力アップ!
薄めの唇がお悩みの人は、リップの塗り方や質感次第で、唇の厚み印象を変えて見せたり、薄めの唇の魅力をいかして上品な印象に仕上げたりすることができますよ。
リップライナーやスティックタイプのリップなどで輪郭をやや大きめに描きます。唇の中央は本来の輪郭通りに描き(上唇の山が低い人はやや高めに描いてもOK)、上唇は山の両脇、下唇は口角側をオーバー気味に縁取りすると自然な印象になります。また、ツヤがあるタイプのリップを選ぶと、ふっくら見せることができ、唇の立体感を演出できます。
リップの塗り方で薄めの唇を厚めの印象にチェンジ!
発色のよい血色感のあるリップメイクアイテムをラフにつけるのがポイント。唇の中央にツヤを重ねると、上品な印象に仕上がります。
リップの塗り方で薄めの唇の魅力アップ!
唇のあいまいな輪郭をくっきり見せたい、逆にあいまいな輪郭をいかして旬な唇に仕上げたい、といった、輪郭あいまいさんにおすすめのリップの塗り方をご紹介します。
唇まわりのベースメイクを整え、「唇の形をつくる」イメージで唇の色に近いリップライナーまたはスティックタイプのリップのエッジで輪郭を描きます。唇の色に沿って描くのではなく、唇の立体を意識して描くのがポイント。
スティックタイプのリップを使用し、直塗りまたはリップブラシで、【手順1】で描いた輪郭の内側を塗っていきます。
リップの塗り方で輪郭あいまいな唇を輪郭くっきりに印象チェンジ!
ツヤ感のあるリップを、唇の中央から口角に向けて塗り、リップの輪郭を指先でポンポンとぼかしてラフに仕上げます。直塗りするよりもラフに仕上がるので、輪郭をあいまいに仕上げたいときにピッタリ。自然なグラデーションがかわいい雰囲気の、イノセントな口もとに仕上がります。
リップの塗り方で輪郭あいまいな唇の魅力アップ!
はっきりとした唇の輪郭をあいまいに見せたい、逆にはっきりとした輪郭をいかしてさらに洗練された印象の唇に仕上げたい、輪郭くっきりさんにおすすめのリップの塗り方をご紹介します。
くっきりしている唇の輪郭周り(肌の部分)をぼかすために、ファンデーションなどでカバーします。
唇にリップを塗り、補整した輪郭に重ねるようにリップの輪郭を指先でポンポンとぼかし、ラフに仕上げます。
リップの塗り方で輪郭くっきりな唇を輪郭あいまいな印象にチェンジ!
輪郭くっきりさんは唇の形がはっきりしていて、それだけできちんと感が出るので、肌なじみのよいベージュ系のカラーをサッと塗るだけでも寂しい印象にならず、洗練された印象に仕上がります。唇の中央にのせ、外側に向かって塗り広げるとより自然な仕上がりに。
リップの塗り方で輪郭くっきりな唇の魅力アップ!
唇の縦ジワが目立つ、口角下がりが気になる…。唇の厚みや形以外でお悩みの人に、おすすめのアイテムと塗り方をご紹介します。
保湿力の高いリップクリームを選び、下地として塗ります。うるおった状態にしておくことで、リップメイクの仕上がりを高め、いきいきとした印象をつくります。
色とうるおいの膜感で唇をふっくら見せられる色つきグロスなどを唇中央に重ねて外側に塗り広げ、唇を立体的に仕上げます。
リップの塗り方で気になる縦ジワをカバー!
口角まわりのベースを整え、口角を上向きに見せるため、リップライナーで口角部分をやや長め&上げ気味に描きます。
唇の中央からツヤのあるリップを塗り、【手順1】で描いた上下の口角をつなげるイメージで全体を整えます。
リップの塗り方で口角をキュッとアップ!
せっかくきれいに仕上げたリップは、なるべく長もちさせたいですよね。ここでは、リップを落ちにくくする塗り方のテクとアイテムの選び方もご紹介します。
落ちにくいリップを選ぶのは、初心者さんでも簡単にできるテクニックの一つです。塗るだけで色が持続するアイテムを選びましょう。
唇の輪郭周りをベースメイクで整え、唇の色に合せたリップライナーを使って理想の唇の形を描きます。元の輪郭のように見せると同時に、リップのにじみを防ぎます。輪郭を縁取ったあとは、スティックタイプのリップをしっかり塗ります。
スティックタイプのリップでしっかり塗ったあとは、ティッシュで軽く押さえ、再度唇の中心をメインにスティックタイプのリップを重ねて塗る。これを2~3回繰り返すと、リップの落ちにくさがアップします。
リップの色を選ぶときは、パーソナルカラーなどを参考に自分の肌の色に合わせると唇になじみます。
優しい血色感のあるレッド系やオレンジ系が似合います。
青みのあるピンク系やレッド系が似合います。
リップの塗り方と選び方をマスターすれば、洗練されたワンランク上の唇に仕上がります。唇に悩みがある場合は印象をチェンジさせたり、逆に唇の特徴をいかして魅力をアップさせたりして、リップメイクを楽しんでくださいね。
※ご紹介したアイテムは製造終了となる場合があります。予めご了承ください。
2024年9月9日
濵﨑夕生子
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト