ケイト バーチャルアイズメイカー BR-1
2つの下まぶたカラーで 縦・横に端正な目もと印象へ
税込1,540円(My Kao Mall販売価格)
バーチャルアイズメイカー BR-1
ケイト
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キュートで親しみやすく、童顔に見られがちな遠心顔さん。かわいらしい印象の顔立ちですが、「離れぎみの目もとを近づけて見せたい」「立体的でメリハリのある顔に見せたい」と思っている人も多いようです。そこで今回は遠心顔さんに向けて、目もとを近づけて見せる立体感のある「求心顔メイクテクニック」を、ヘア&メイクアップアーティストのyumiさんに教えていただきました。
yumiさん
ヘア&メイクアップアーティスト
2014年フリーのヘアメイクとして独立。トレンドをその人らしく落とし込むメイクに定評あり。メイクレッスンや美容誌、ファッション誌、映像などさまざまなジャンルで活躍。男女問わずモデルや俳優、アーティストからの指名も多数。
遠心顔さんにも求心顔さんにも、それぞれに特徴と魅力があります。
遠心顔さん:
目、眉などのパーツが顔の中心から離れぎみで、凹凸が少なくフラットな顔立ちの傾向。かわいらしく柔らか、童顔ぎみで親しみのある印象が魅力です。
求心顔さん:
目、眉などもパーツが顔の中心に寄りぎみで、立体感のあるはっきりした顔立ちの傾向。大人っぽくて知的、クールな印象が魅力です。
遠心顔さんを求心顔に見せる重要ポイントの一つがアイメイク。アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、いずれも目頭に重点を置いてメイクすることで、顔の中央に視線を集め、離れぎみの目もとを近づけて見せることができます。
逆に、目尻を強調すると、目が離れた印象が強くなってしまうので注意しましょう。
目もとに自然な陰影をつけるため、アイシャドウはラメやパールのない、マットな質感のベージュ〜ブラウン系カラーを選びましょう。
上まぶたは、チップやブラシで目頭からアイホールへとアイシャドウをなじませたら、濃いめのブラウンカラーをチップにとり、目頭から目尻へ向かって塗ります。塗りにくい目頭部分は、指で鼻のつけ根方向に引っ張り、目頭のキワまできちんと色をのせて。
塗り終えたとき、目尻よりも目頭側に色がのっていたらOK。下まぶたは、指で下方向に引っ張りながら粘膜ぎりぎりまで色をのせることで、目もとがさらに中心に寄った印象になります。
アイライナーもアイシャドウと同様、目頭部分を指で引っ張り、キワから入れるのがポイント。目頭からしっかりラインを入れるので、キツい印象を避けるためにも色はブラウンがおすすめ。
中央から目尻部分は指でまぶたを持ち上げ、まつ毛の間を埋めていくように、アイライナーを左右に小刻みに動かしながら描くときれいに引くことができます。目尻に長く引きすぎると、せっかく中心に集めた印象が分散してしまうため、目尻で止めるか目尻から1〜2mmの長さに留めましょう。
最後に、目を開けた状態でアイラインがはっきり見えているかチェック。印象が足りないようなら目頭のキワに描き足し、目頭の印象を強めます。
まつ毛は、マスカラを塗る前にまずアイラッシュカーラーで持ち上げます。一度にカールさせようとせず、目頭・中央・目尻と部分ごとに分けて挟みます。特に目頭は細く短いまつ毛まで持ち上げ、眉頭の方に向かって斜め上にしっかりカールさせておくことがポイントです。
マスカラは、よりはっきりした目もと印象になるブラックを使うのがおすすめ。特に目頭に近い部分のまつ毛は、マスカラブラシの先端を使ってすくい上げるようにして丁寧に塗っていきましょう。眉頭方向の斜め上に向かって塗り、顔の中央に視線を集めることがとても重要です。
遠心顔さんを求心顔に見せるには、眉から鼻にかけてノーズシャドウを入れて、顔に自然な立体感を出すことが特に重要なポイント。ただ、ノーズシャドウは入れる位置によって不自然で強い印象になってしまうことも。ここでは、求心顔印象に欠かせない立体感を演出するノーズシャドウの入れ方と眉メイクのポイントをご紹介します。
ノーズシャドウは、眉頭の下付近に、眼球のくぼみに沿って入れるのが自然に見せる秘訣。ノーズシャドウに使う色は、パール感のない、明るくナチュラルなベージュ系パウダーがおすすめです。
太めのブラシで、眉頭下の眼球のくぼみに沿って曲線を描くように払い下ろして、眉〜鼻にかけて陰影をつけます。終点の目安は目頭の辺り。何度か繰り返したら、指でサッとぼかしてなじませます。眉頭から下に向かってノーズシャドウを入れると不自然で強い印象になってしまうので注意しましょう。
求心顔に見せたいときは、眉も顔の中心に寄せるよう、眉頭をやや内側にし、眉尻を長く描きすぎないことが重要。
使うのはアイブロウパウダーです。ノーズシャドウとの一体感を持たせるために、眉頭は“描く”というより“淡くうっすらと色をのせる“のがポイント。眉の中間から眉尻にかけては、使うアイブロウパウダーの色を濃くして、自然な濃淡をつくりましょう。
これで離れぎみの目も近づいて見える、陰影のある目もとメイクの完成です。
チークとハイライトは、メリハリのある求心顔に仕上げる要。血色感と光の効果でより立体的な求心顔に仕上げるには、それぞれの入れ方にコツがあります。
遠心顔さんにとってチークは、フラットな顔立ちに血色感と立体感を与え、求心顔に見せる重要な役割も。チークをブラシの中までしっかりと含ませたら、ブラシ表面の余分なパウダーをティッシュでオフします。こうすることでチークが適度に肌にのり、自然な血色感に。
入れる位置は、頬骨付近ではなく、顔の正面。黒目の下よりやや内側にブラシの側面をあて、ここを起点に、真横、斜め、下へと払い下ろしましょう。これを何度か繰り返します。
ハイライトは、目頭の下と鼻のつけ根に、「小」の字を描くようにのせていきます。
鼻のつけ根部分にハイライトを短く軽くのせたら、目頭の下にも斜めに短く入れましょう。こうすることで顔の中心に光が集まり、より立体感のある自然な求心顔に仕上がります。鼻筋全体にハイライトを入れると鼻が長く見え、顔の中心に印象が集まりにくくなるので注意しましょう。
アイメイクの仕方、ノーズシャドウの入れ方、チークとハイライトの入れ方を少し工夫することで、自然なのに立体的でメリハリのある顔立ちを演出する方法をご紹介しました。
今回yumiさんが教えてくれた、離れぎみの目もとを近づけて見せる立体感のある「求心顔メイク」のコツを取り入れて、いつもの自分とは違う雰囲気や気分を楽しみましょう。
※ご紹介したアイテムは製造終了となる場合があります。予めご了承ください。
2024年12月9日
yumiさん
ヘア&メイクアップアーティスト