カネボウ スポンジ用クリーナー
ファンデーションのスポンジ用クリーナー
55ml 税込550円(希望小売価格)
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スポンジ用クリーナー
カネボウ
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パフやスポンジ、ブラシといったメイク道具。みなさんは普段、拭き取ったり洗ったり、適切なお手入れができていますか?プレイパーク編集部が、「ファンデーションスポンジを洗う頻度」について聞いた※ところ、1割の人は、3ヶ月以上一度も洗わずに使っていました。
メイク道具をお手入れすることは、清潔な状態にするだけでなく、ファンデーションやフェイスパウダー、アイシャドウなどの発色やつきをよくすることにつながりますよ。
この記事では、メイク道具の中でもベースメイクに欠かせないパフとスポンジについて、洗い方をはじめとしたお手入れ方法とその頻度、交換のタイミングをご紹介します。
※2024年11月5日~11月22日 My Kao会員「石川ユウキさん2記事連動 プレゼントキャンペーン」アンケート回答者 n=368
石井知香
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター
Kao Beauty Brandsの基本となる美容情報開発と社内外への発信を担当
肌に直接触れるパフやスポンジ。お手入れを後回しにして、汚れた状態のまま使用し続けると、あまり気分がよいものではありませんし、衛生的でもありません。汚れに触れ続けることで、肌トラブルを引き起こすこともあります。
汚れたままのパフやスポンジを使い続けると、「ファンデーションやフェイスパウダーがパフやスポンジにつきにくい…」と感じたことはありませんか。
その原因は、パフやスポンジの面にかたまったメイクや皮脂などの汚れです。この汚れのかたまりがある状態でファンデーションなどを取ろうとしても、パフやスポンジの面には粗く不均一にしかつかず、結果的にメイクの仕上がりにも影響が出てしまいます。
皮脂などの汚れや化粧品の油性成分がついたままのパフやスポンジを使い続けると、メイクアイテムの表面に部分的にかたまりができる「ケーキング」という現象が起きます。
ケーキングが起きると、パフやスポンジにきれいに均一につかず、その結果、ムラのあるメイク仕上がりになってしまいがち。そうならないためにも、パフやスポンジのお手入れが大切なのです。
きれいなスポンジと汚れたスポンジに同じパウダーファンデーションを取り、人工皮膚模型にのばした実験では、明らかに仕上がりの違いが。
きれいなスポンジにはファンデーションがきめ細かく均一につき、ムラなく仕上がる一方で、汚れたスポンジはファンデーションのつき方にも仕上がりにもムラが目立ちます。きれいなスポンジを使うのと使わないのとでは、メイクの仕上がりの美しさに差が出るということです。
メイクパフやスポンジを使用したあとは、毎回パフやスポンジについた汚れをティッシュオフしましょう。使用したあとのパフやスポンジには、ファンデーションやフェイスパウダーだけでなく、スキンケアの油分や肌の皮脂汚れが付着しているからです。ひと手間をかけることで、パフやスポンジの汚れ具合も変わってくるはず。
使用後は、毎回ティッシュなどで優しく丁寧に、付着したメイクや皮脂などを拭き取ります。力を入れすぎて、メイクパフやスポンジを傷めないように気をつけましょう。
メイク後、こまめにティッシュオフをしていても、だんだんとメイクパフやスポンジにきれいな面がなくなったり、汚れやにおいが気になったりしてきます。また、パフやスポンジにファンデーションなどが取りにくくなり、肌へのつきが悪いと感じてくることも。そうなったら、洗うタイミングです(スポンジに水を含ませてファンデーションを使用した場合は、都度洗います)。
パフ・スポンジについた皮脂やファンデーション汚れを落とすには、中性洗剤を使います。
洗う前には必ず、パフ・スポンジの商品包装容器に記載された使用上の注意を確認しましょう。
洗う前に、メイクパフやスポンジに残ったファンデーションやフェイスパウダーを、ティッシュなどで優しく丁寧に拭き取ります。
洗面器などにぬるま湯500㏄を溜め、中性洗剤をティースプーン1杯程度(約5㏄)入れます。洗剤の量は、洗剤の種類やスポンジ・パフの汚れの程度に合わせて調整しましょう。
手順2でつくった中性洗剤液で軽く押し洗いしたあと、きれいなぬるま湯でよくすすぎます。洗うときもすすぐときも、力を入れすぎてスポンジを傷めないよう気をつけましょう。また、熱湯の使用やつけ置き洗いは避けます。
手で軽く握ってパフやスポンジの水分を出します。力強く絞るといった、パフやスポンジの傷みにつながることは避けましょう。おすすめは、片手の手の平ともう片方の親指でパフやスポンジを挟みながら押し出す方法。パフやスポンジの中央から水が出やすくなりますよ。
手で軽く絞ったあとは、タオルなどで水気を切り、必ず陰干しして風通しのよい場所でよく乾かします。
完全に乾いたら、汚れやにおい残りがないことを確認して保管します。
メイクスポンジのお手入れには、専用クリーナーもおすすめ。スポンジに残ったファンデーションの汚れをきれいに落とし、洗ったあともスポンジのやわらかさを保つことができます。
<洗い方>
・スポンジについた汚れをティッシュなどで優しく丁寧に拭き取り、手やスポンジを濡らさずにクリーナーを直接つけて使うのが効果的。使用量は、スポンジの汚れた部分に、同じ面積分クリーナーを垂らすのが目安。指で軽く押しながら、クリーナーとファンデーションの汚れをなじませます。
・ぬるま湯で軽く押し洗いしたあと、きれいなぬるま湯でよくすすぎます。
・手で軽く絞ったあとは、タオルなどで水気を切り、必ず陰干しして風通しのよい場所でよく乾かします。
肌に直接触れるメイクパフやスポンジは繊細につくられているので、お手入れも丁寧に。ここでは、洗うとき、乾かすときの注意点をまとめてご紹介します。
熱湯の使用やつけおき洗いは、メイクパフやスポンジの劣化を早めたり、パフの接着面がはがれたりする原因にもなりかねません。
力を入れて洗ったり、ギュッと力を込めて絞ったりすると、メイクパフの毛羽立ちやスポンジ表面のちぎれなどにつながり、劣化を早めてしまう原因にもなります。
日光に当てたり、高温のドライヤーで一気に乾かしたりする方が早いし、清潔なのでは?と思いがちですが、紫外線やドライヤーの熱は、メイクパフやスポンジの劣化を早める原因にもなります。必ず陰干しして、風通しのよい場所でよく乾かしましょう。
メイクパフやスポンジをこまめに丁寧にお手入れしていても、長く使い続けるほどにだんだんと劣化していきます。それは仕方のないこと。そこで、どういう状態になったら取り替えどきなのか?そのタイミングをご紹介します。
直接肌に触れるパフの肌あたりの悪さを感じたら交換のタイミング。また、パフに弾力がなくなってきたり、中綿のずれやほつれが生じたりするのも交換のサインです。
メイクのときに、なんだかザラザラして肌あたりが悪いな…と感じてきたら、それは新しいスポンジへの交換タイミング。スポンジがところどころちぎれて穴が目立ったり、かたい部分が生じたりするのも交換のサインです。
パフやスポンジのようなメイク道具をこまめにお手入れして清潔にすることは、メイクアイテム本来の状態を保つことや、肌へのメイクのつきや仕上がりのよさにつながります。メイクの仕上がりを美しく、そしてより気持ちよくメイクを楽しむためにも、拭き取る、洗うといったメイク道具のお手入れ習慣を身につけましょう。
※ご紹介したアイテムは製造終了となる場合があります。予めご了承ください。
2025年2月17日
石井知香
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター