メディア アイライナーペンシルA
ソフトな描き心地で簡単・自然に仕上がる
全2色 税込550円(My Kao Mall販売価格)
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目のフレームを際立たせ、印象的な大きな目もとを演出するときに効果的なのがアイライン。でも、どんなアイライナーを選べばいいか迷ったり、うまくラインが引けなくて困ったりすることはありませんか?
そこで今回は、アイライナーの種類ごとの特徴や、アイラインの基本からなりたい印象に合わせた引き方までをご紹介します。
形部華
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ヘア&メイクアップアーティスト
なりたいイメージに合わせたメイク提案とわかりやすいアドバイスに定評がある。
目もとの印象を高めるアイライン。求める仕上がりや自分のメイクスキルなどに合わせてアイライナーを選ぶことで、理想の目もとにグッと近づきます。アイライナーの主な種類の特徴を初心者さんにもわかりやすく紹介していきます。
やわらかなラインが描けるペンシルアイライナーは、自然な仕上がりでナチュラルメイクにぴったり。繰り出しタイプと削って使う鉛筆タイプがあります。リキッドに比べてぼかしやすく、多少ラインがブレても自然に整えやすいので、初心者さんが扱いやすいのも魅力です。
液状ならではのクリアな発色で、シャープなラインを引けるのがリキッドタイプ。筆の寝かせ方や力の入れ方などを変えることで、極細ラインも太めのアイラインも描くことができます。筆先を使えば、目尻の跳ね上げや繊細なデザインがつくりやすいのも魅力です。
なめらかな描き心地としっかりとした発色のバランスが魅力。柔らかいため、ラインを引いたあともぼかしやすく、にじみにくいのが特徴です。引き方やぼかし方次第で、ナチュラルにもくっきりにも仕上げられる自由度の高さもポイント。 形状は、手軽に使える繰り出し式タイプや、筆で取って使うタイプがあります。
アイライナーには、定番のブラックやブラウン以外に、カラータイプもあります。アイライナーは、ラインの入れ方だけでなく、どの色を選ぶかによっても仕上がりの印象が変化します。ここでご紹介する色の特徴を参考に、求める仕上がりの雰囲気や目もとの印象に合わせて選びましょう。
黒のアイライナーには、くっきりとした発色でぼんやりしがちな目もとを引き締め、目の輪郭を際立たせる効果があります。
アイシャドウの色を選ばず使いやすく、どんなメイクにもマッチして目を大きく見せることができるため、アイライナーの定番とも言える使いやすい色です。白目の白さをより引き立たせるのも特徴。
黒よりもソフトな印象で、目もとに自然な奥行きを与えるブラウンのアイライナー。ナチュラルに目を大きく見せたいときにぴったりです。
色がやわらかい分、さりげない引き締め感で、やさしい雰囲気を保ちながら目もとにほどよい存在感を与えてくれますよ。
色で遊んだり、ニュアンスを楽しんだりするのにおすすめなのがカラーアイライナー。はっきりとした色からニュアンスカラーまで、色のラインアップも多彩です。
目もとに色を添えることで、おしゃれなムードが生まれ、シンプルな服装でも洗練された印象に。アイシャドウよりも使用面積が少ないので、思い切った色でも挑戦しやすいのも◎。
ここでは、初心者さんも迷わず実践できる基本の引き方を、ステップごとにご紹介。さらに、リキッド・ペンシル・ジェルのタイプ別に押さえておきたい使いこなしのポイントも解説していきます。
まずは、押さえておきたいアイラインの基本の引き方から。
※本記事ではリキッドタイプを使用しています
まぶたを軽く引き上げると根もとが埋めやすい
まつ毛の下から筆先を入れ、まつ毛の根もとの肌を点で埋めるようにラインを引いていきます。
あごを上げて鏡を見るか、顔よりも下に鏡を置いて見下ろすようにすると、まつ毛の根もとが埋めやすくなります。まぶたを軽く引き上げると、まつ毛の根もとをしっかり埋めることができますよ。
ラインは3回にわけて引く。目尻はラインを確認しながら
次に、まつ毛の上から、生え際に沿ってラインを引きます。
黒目の上にまずラインを引き(①)、中央から目頭へ(②)。その後、中央から目尻へ(③)。3回にわけて、中央から引くのが失敗しにくいコツです。
目を閉じてしまうとまぶたの際(きわ)が隠れてラインを引きにくいので、目線を斜め下に落として引くのがおすすめです。
目尻は目をしっかり開けてラインの状態を確認しながら。目尻のラインが引きにくいときは、肌を軽く横に引いて目尻を張るようにするといいですよ。
リキッドの場合は筆先を寝かせると、ブレを防いで安定したラインが引けます。
目のフレームが際立ち目もとの印象がはっきり
下まぶたにアイラインを入れる場合は、ごく淡く。目尻に少し隙間を空けて、目尻側から中央に向かって1/3程度に引くのがポイント。引きにくいと感じたときは下まぶたを斜め下に軽く引っ張ると描きやすくなります。
わずかな引き方の違いで、目もとの印象が不自然になってしまうのがアイラインの難しさ。せっかく引いたアイラインが残念なことにならないためにも、陥りがちな例もチェックしておきましょう。
アイラインの失敗例の仕上がりイメージ
まつ毛の根もとを埋めていない(左)と、目の輪郭が際立たず目もとがぼやけた印象に。また、目の際(きわ)にきちんと沿っていなかったり目尻まで引いていなかったりする場合(右)も、アイラインが目もとになじまず不自然な仕上がりです。雑なメイクに見えてしまうことも。
アイラインが目のフレームから浮いてしまうと目力が出にくく、仕上がりも不自然に見えてしまうことを覚えておきましょう。
ここからはアイライナーの種類ごとに、きれいに仕上げるためのポイントをご紹介します。タイプによって描き心地や仕上がりが異なるので、自分に合ったアイテムを選ぶヒントにしてみてください。
ペンシルタイプはナチュラルな仕上がり
ペンシルアイライナーは、まぶたを軽く引き上げて描くようにすると、きれいなラインが引けます。肌をピンと張った状態にすることで、ペンシルが目もとの肌の微細な凹凸にフィットし、ガタつきのないスムーズなラインを引くことができますよ。
一気に線を引かずに少しずつ足していくようにするのもポイントです。
リキッドタイプはクリアでシャープなラインに
リキッドアイライナーでラインを美しく仕上げるには、筆先を寝かせて引くのがコツ。リキッドタイプは筆先がしなるため、筆を立てたまま力を入れると線がブレたり太くなったりしがちです。筆先を寝かせて、軽い力でスッと引くと、安定感のあるなめらかなラインに仕上がります。
ジェルタイプはくっきりラインもぼかしも自在
ジェルタイプは柔らかいので、力を入れすぎると繰り出した芯が折れたり、ラインが太くなりすぎたりすることが。きれいにアイラインを引くためには、まぶたを軽く引っ張り、目もとの肌をピンと張るようにして、軽い力でジェルライナーを走らせるのがポイントです。
アイラインの長さ、太さ、角度、色などを変えることで、目もとの印象を大きく変化させることができます。
ここでは、なりたい雰囲気やファッションに合わせてアレンジする引き方のテクニックを紹介します。
やさしく愛らしいデカ目印象に仕上げたいときは、丸い目を演出しながら目尻のラインをやや下げ気味に引いて、タレ目風に見せるのがポイント。黒目の上あたりのラインを少し太めに引くと、黒目が大きな丸い目に見せることができます。
さらに、目頭にはあえてラインを入れず、少しだけ空けて抜け感を出すことで、柔らかな雰囲気とタレ目の印象がアップしますよ。
目尻から跳ね上げ、目尻のラインを長めに仕上げるのがポイント。アイラインの引き終わりを、スッと細くシャープに仕上げることで、キリッとした切れ長な目もとを演出します。ほんの少しの角度と太さの調整で、洗練されたクールで大人っぽい印象がグッと引き立ちますよ。
まつ毛の上にはラインを引かず、まつ毛の根もとの肌を点で埋めていくことで、アイラインを引いた感を出さずに仕上げることができます。これは、基本の引き方の「手順1」にあたります。
“目立つラインは引いていないけれど効かせる”という隠しライン的な引き方が、ごく自然にさりげなく、もとからデカ目のような印象を演出してくれますよ。
難しいと感じがちなアイラインも、ポイントを押さえればグッと引きやすくなります。また、引き方やアイライナーの色を工夫するだけで仕上がりも変わり、目もとを自然に大きく見せたり、かわいい印象を演出できたりと自由自在。自分好みのアイラインメイクにぜひ挑戦してみてくださいね。
※ご紹介したアイテムは、製造終了となることや価格が改定になることがあります。予めご了承ください。
公開日:2025年8月4日
形部華
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ヘア&メイクアップアーティスト