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毎日のスキンケアのとき、使うアイテムの順番が合っているか気になることはありませんか?
この記事では、朝と夜のスキンケアの目的や基本の順番、お手入れのポイントに加えて、導入美容液や部分用美容液、シートマスクを使うタイミングなどをご紹介します。
北方一恵
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト
スキンケアの美容情報やメソッドの開発を担当
朝も夜も、「肌の汚れを落として清潔にし、うるおいを与えて肌をすこやかに保つ」といったスキンケアの大きな目的自体は変わりません。
ただ、朝と夜では過ごす環境や肌の状態が異なるため、それぞれに適した肌のお手入れが必要に。使用アイテムの順番を変えたり増やしたりするほうがいいこともあります。これは、メンズのスキンケアでも同じです。
朝~夕方を中心に活動して夜は休む、という一般的な活動スタイルの場合、朝と夜のスキンケアの目的の違いは以下のようになります。
スキンケアの順番でまず意識したいのは、「肌の汚れを落としてから保湿をする」ということ。
肌の汚れを落とすアイテムには、クレンジング料や洗顔料が、保湿アイテムには、化粧水、美容液、乳液、クリームなどがあります。
順番としては、汚れを落とすためのアイテム(クレンジング料や洗顔料)が先、保湿アイテム(化粧水や乳液など)があと、になります。
また、保湿アイテムは、水分の多いものから使い始め、徐々に油分の多いものを重ねていくのが基本。
肌に油分が多くのった状態だと、あとから水分をのせてもはじかれて角層まで浸透しにくいことがあるため、スキンケアの順番の基本としては、油分の多いアイテムほどあとに使うことを覚えておきましょう。
朝のスキンケアは、洗顔のあと、保湿をします。
スキンケアアイテムは、以下の順番で使うのがおすすめです。
1 洗顔料
2 化粧水
3 美容液
4 乳液
5 日やけ止め
朝の肌は汚れていないと思いがちですが、寝ている間も皮脂は分泌され、汚れも付着しています。日中の化粧くずれを防ぐためにも、洗顔で不要な汚れを取り除き、肌を保湿してうるおいで満たしましょう。また、日やけによるシミ・ソバカスを防ぐUV対策も必要です。
ここからは、朝のスキンケアの順番とお手入れのポイントをご紹介します。
朝は、洗顔料を使って顔を洗い、肌を目覚めさせることからスタート。
洗顔料には、肌に付着した汗や皮脂、ほこり、毛穴の汚れなどを効果的に浮き上がらせ、洗い流す効果があります。
寝ている間に分泌した皮脂を放置すると毛穴に詰まって肌トラブルの原因になることもあるので、しっかり取り去るためにも、水洗顔で済ませず、洗顔料を使うのがおすすめ。
余分な皮脂を朝の洗顔で取り去ることで、日中の化粧くずれも起きにくくなりますよ。
・洗顔料はよく泡立ててから顔にのせる※1
・洗顔時の摩擦は肌のダメージになるため、顔をこすらない
・手と肌が直接触れないように泡でらせんを描き、汚れを浮き上がらせる
・小鼻は指で小さならせんを描いて洗う
・すすぎ残しは肌トラブルの原因に。ぬるま湯で丁寧に洗い流す
※1 泡立てずに直接肌にのせるタイプもあります
肌の汚れを落としたあとは、保湿ケアです。
朝は、化粧水→美容液→乳液、の順番で使用するのがおすすめ。
まずは化粧水。
乾燥した肌はバリア機能が低下するため、化粧水をなじませて肌をうるおいで満たしましょう。
肌がうるおうとふっくらとキメが整い、肌の透明感や化粧ノリもアップ。化粧水と乳液の効果を併せ持つ「化粧液」も、洗顔後の最初のステップで使います。
積極的に肌をケアしたい人は、化粧水のあとに美容液を。
美容液は、豊富な美容成分を角層に届け、肌を整えます。うるおい補給、シミ予防、エイジングケア※2など、肌悩み別に様々な種類が用意されているので、悩みや肌状態に合わせて使い分けるのがおすすめ。
美容液を複数使いたいときには、水分が多い(感触が軽い)ものを先に使いましょう。
※2 年齢に応じた化粧品効能範囲のお手入れのこと
朝の保湿ケアの最後は乳液。
乳液は、油分を多く含み、水分蒸散を防いで肌を柔らかく保ちます。働きはクリームと同じですが、乳液のほうが水性の配合成分が多く、クリームは油性の配合成分が多いという特徴が。
乳液の代わりにクリームを使ったり、乳液のあとにクリームを重ねたりしてもOKですが、油分が多すぎると化粧くずれの原因や日やけの原因になることもあるため、朝にクリームを使うときには感触が軽いものを選びましょう。
・使用量が足りないと十分な保湿効果が得られないため、適量をなじませる
・肌になじませるときは顔の内側から外側に。首筋にもなじませる
・肌をこすらない、たたかない
・最後は手のひらで顔を包み込んでプレスし、肌にしっかりなじませる
朝のスキンケアの最後は、日やけ止めでのUV予防です。
日やけ止めは、紫外線を防ぎ、日やけによるシミ・ソバカスを防ぐアイテム。日中、外に出かける予定があるときはもちろん、家の中にいても紫外線は入ってくるため、日やけ止めを塗るところまでを朝のスキンケアの流れにしましょう。
・紫外線から肌を守るには、日やけ止めの塗り残しをなくすことが大切
・顔の内側から丁寧に顔にのばし、首や耳などにもしっかりとなじませる
・使用量が足りないと塗り残し発生の原因に。商品裏面などで適量の確認を
メイクをして過ごした日にはメイクを落とすところから始め、一日過ごした肌を丁寧にケアしていたわりましょう。
スキンケアアイテムを以下の順番で使って、肌をお手入れするのがおすすめです。
1 クレンジング料
2 洗顔料
3 化粧水
4 美容液
5 乳液
6 クリーム
夜間は肌の水分蒸散量が増えるため、肌が乾燥しやすくなります。夜は、朝よりも時間をかけて丁寧なお手入れをすることや、朝よりも保湿力を重視してアイテムを選ぶのもおすすめです。
ここからは、夜のスキンケアの順番とお手入れのポイントをご紹介します。
メイクをした日のスキンケアは、クレンジング料でメイクを落とすところからスタート。クレンジングには、主に油性のメイク汚れや皮脂などの汚れを浮き上がらせて落とす効果があります。
・クレンジング時の摩擦は肌のダメージとなるため、肌をこすらない
・オイルやクリーム、ジェルなどのタイプは顔全体になじませ、やさしくマッサージするようにメイクを浮き上がらせる
・上記タイプは、指のすべりが軽くなったら拭き取るか洗い流す
・ローションタイプやシート状タイプで肌をふき取るときはやさしく。目の際や小鼻などはコットンやシートを折りたたむと◎。
クレンジング料でメイクを落としたあとは、洗顔料を使って顔を洗います※3。
クレンジングでの洗い残しや、毛穴の汚れや不要な角質などを取り去るためにも、クレンジング後は洗顔料を使って洗うのがおすすめです。
※3 クレンジング料の種類によってはその後の洗顔が不要のものもあります。
・洗顔時の摩擦は肌のダメージになるため、顔をこすらない
・洗顔料はよく泡立ててから顔にのせる※1
・手と肌が直接触れないように泡でらせんを描きながらやさしく汚れを浮き上がらせる
・すすぎ残しのないように丁寧に洗い流す
※1 泡立てずに直接肌にのせるタイプもあります
一日の肌の汚れを落としたあとは、十分な保湿ケアを行い、日中の活動でダメージにさらされた肌をいたわります。
夜は、化粧水→美容液→乳液→クリームの順番で使用するのがおすすめ。
化粧水は感触のバリエーションが様々。例えば、朝はみずみずしい感触で毛穴を引き締めるものを、夜はしっとり感触で十分にうるおいが感じられるものを、などのように使い分けるのもいいですね。
積極的に肌をケアしたい人は、化粧水のあとに美容液を。
美容液には豊富な美容成分が含まれるため、夜の睡眠時間を美容に活用しましょう。 乾燥やシミ、肌あれなど、肌悩みに合わせたアイテムを選ぶことがおすすめです。
次に乳液を使います。
化粧水や美容液で与えたうるおいを逃さないように、油分を多く含む乳液で肌にふたをするイメージです。
夜間は肌の水分蒸散量が多くなるので、肌のうるおいを逃さないためにも夜は保湿力を重視して使用アイテムを選びましょう。
乳液のあと、さらに保湿したいときにはクリームを使います。
クリームは油分を多く含み、水分蒸散を防いで肌を柔らかく保つアイテム。働きとしては乳液と同じですが、油性成分が多いので夜のスキンケアの最後に使うのがおすすめです。
肌表面にクリームの油分で膜をつくることは、夜間の乾燥や寝具とのこすれによる摩擦などから肌を守ることにも繋がります。肌の乾燥が気になる人はぜひ取り入れましょう。
クリームは、乳液のあとに重ねて使っても、乳液の代わりに使ってもOKです。
・夜の保湿ケアは保湿力重視でアイテムを選ぶと◎
・使用量が足りないと十分な保湿効果が得られないため、適量をなじませる
・肌になじませるときは顔の内側から外側に。首筋にもなじませる
・肌をいたわる気持ちでやさしいタッチで
・最後は手のひらで顔を包み込んでプレスし、肌にしっかりなじませる
毎日のスキンケアの基本はわかったけれど、オプションアイテムや毎日使わないアイテムはどの順番で使ったらいいの?と気になる人のために、ここからはスキンケアの順番に関連したよくある疑問にお応えします。
導入美容液や導入化粧水は、洗顔後、化粧水の前に使います。
次に使う化粧水を肌になじみやすくする働きがあるため、肌の乾燥が気になる人にはおすすめのアイテム。
手やコットンに適量を取り、顔全体にやさしくなじませましょう。
シートマスクを使う順番としては大きく2つ。洗顔後の肌にすぐ使う場合と、化粧水などで肌を整えてから使う場合があります。
主に、シートマスクに含まれているのが化粧水なのか美容液なのか、による違いです。使う際は、パッケージの裏面などで、使用ステップや顔にのせておく時間の目安などを確認するようにしましょう。
美容液やクリームなどは、顔全体に使う「全顔用」と、気になるパーツに使う「部分用」とが用意されていることがあります。
全顔用は、顔全体に使いやすい感触やなじみやすいものが多い一方、部分用は、目もとや口もとなど、狭い範囲のケアに適したフィット感やリッチな感触のものが多いのが特徴。そのため一般的には部分用のほうが油分が多く、順番としては、全顔用のあとに部分用を使うのがおすすめです。
スキンケアの順番に悩んだときは、水分の多いもの(感触の軽いもの)が先、油分の多いもの(感触が重いもの)があと、を基本に考えましょう。ただ、商品によっても違うので、パッケージの裏面やブランドサイトなどで使用方法を確認することをおすすめします。
肌のタイプは、普通肌、乾燥肌、オイリー肌、混合肌など様々です。どの肌タイプでも、季節や過ごす環境、生活習慣などで肌の状態は変化するため、そのときに合わせたスキンケアをする必要があります。
使用アイテムは変えずいつもより丁寧にケアをするのも、いつものお手入れにアイテムをプラスするのも、どちらもOK。そのときの肌状態や肌悩みに合わせて、柔軟にスキンケアを行うのが理想です。
ただし、肌トラブルがあるときには化粧品の使用は控えるようにしましょう。
では男性の肌にはどのようなスキンケアが必要でしょうか?
花王の調査によると、男性の肌は、女性よりも皮脂量が多くベタつきがちな一方で、水分量が低い傾向にあります。
そのため、男性も洗顔と保湿のスキンケアが必要です。洗顔料を使って余分な皮脂を取り去り毛穴の詰まりや肌のベタつきを防ぎ、化粧水や乳液で丁寧に保湿を。
特にシェービング後は肌が敏感になっているため、肌に触れるときはやさしく、を心がけましょう。
今回は、朝と夜のスキンケアの目的の違いや、スキンケアの順番、ケアのポイントなどをご紹介しました。
健やかで美しい肌を保つためには、毎日の肌のお手入れが大切です。朝と夜のスキンケアの目的に合わせて、お気に入りのアイテムで心地よく肌のケアを続けてくださいね!
※ご紹介したアイテムは製造終了となることや価格が改定になることがあります。予めご了承ください。
公開日:2025年9月16日
北方一恵
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター
ビューティセラピスト