ケイト ジュレリープコンシーラー
カラーもツヤも自由に纏う 持続型コンシーラー
全9色 税込1,650円(My Kao Mall販売価格)

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目の下にクマがあると、表情が暗く見えたり、アイメイクが映えなかったり、なんだか疲れたような印象に見えてしまったり・・・。ファンデーションだけではうまく隠れないことや、コンシーラーをつい厚塗りして仕上がりが不自然になることも多いのではないでしょうか。
この記事では、年齢問わず気になりやすい青クマのコンシーラーでの隠し方を中心に、茶クマ、黒クマをコンシーラーでカバーする方法もご紹介していきます。

荘野真美
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト
個性を見極めそれぞれの理想のイメージに近づけるメイク提案が得意
顔の印象を暗く見せる原因となる、目の下のクマ。大きく「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類にわけられます。それぞれの特徴や主な原因、見分け方をご紹介します。

青クマは、目の下の毛細血管の滞った血液が、薄い皮膚の下から透けて青黒く見えるクマ。
年齢を問わず、寝不足や冷え、血行不良などでなりやすいと言われ、目の下の皮膚が薄い人やブルベで肌の色が明るい人などは、特に気になることも多いようです。
目の下を軽く横に引っ張り、クマが薄くなったと感じられる場合は、青クマの可能性が。

茶クマは、目の下が茶色くくすんだように見えるクマ。主に、紫外線によるメラニンの増加や摩擦などによる色素沈着が原因と言われ、紫外線を浴びやすい人や目をこする癖のある人などがなりやすいとされます。
目の下に茶色っぽいシミのようなものがある場合や、クマの部分を引っ張っても薄くならない場合は、茶クマの可能性が。

黒クマは、目の下のたるみによる影で黒っぽく見えるクマ。目の下の皮膚のハリが低下し、たるみができることが主な原因で、加齢とともに生じやすいクマと言えます。
上を向いて目立たなくなったり、たるみを指で持ち上げて目立たなくなったりする場合は黒クマの可能性が。
目もとは皮膚が薄いため乾燥を感じやすく、よく動かす部位で化粧もヨレやすいので、クマをカバーするときには柔らかくなじませやすいリキッドやクリームタイプのコンシーラーがおすすめです。
色が濃いクマにはしっかりカバーできるクリームタイプが、ライトなクマや広範囲のクマには、のびがよくナチュラルにカバーできるリキッドが好相性。
ここからはタイプ別におすすめのコンシーラーの色を見ていきましょう。

青クマにおすすめの色の例(色調イメージ)
青クマには、青の補色(反対色)であるオレンジ系のコンシーラーがおすすめ。クマの部分は彩度が低い(色が暗い)ので、オレンジで彩度を上げて青みをカバーするときれいな肌の色に整えて見せることができます。

茶クマにおすすめの色の例(色調イメージ)
茶クマには、肌の色に近いベージュ系やイエロー系、濃い茶クマにはオレンジ系が効果的。これらの色は、メラニンで部分的に肌の色が濃くなっている茶クマを自然にカバーすることができます。

黒クマにおすすめの色の例(色調イメージ)
黒クマには、明るめのベージュ系がおすすめ。肌のたるみや骨格によって暗く影に見える部分を明るく整えるために、肌よりやや明るめの色を選ぶのが◎。
せっかくクマ部分にコンシーラーを使っても、不自然な仕上がりになったり厚化粧に見えたりしてはもったいない!できるだけ自然にクマを目立たなくするためにも、まずはコンシーラーでカバーするときの注意点を確認しましょう。

コンシーラーを使用するタイミングは、使うファンデーションの種類によって変わります。
パウダータイプのファンデーションのときはファンデーションの前に、リキッドやクリームタイプのときはファンデーションのあとに使うのが基本。自然できれいに仕上がります。

コンシーラーはクマの部分だけにつけるようにし、周辺に広げすぎないことが重要です。
コンシーラーを使う目的は、クマとその周辺の肌の色を近づけること。クマ以外の部分にもコンシーラーを広げてしまうと色の差が縮まらないので、クマがきれいにカバーされず目立ったままになってしまいます。
コンシーラーは、クマの部分に一度に多くのせて一気に隠そうとしないこと。少量ずつ何度かにわけて薄く重ねていくのがきれいに仕上げるポイントです。薄くのせてカバーできるときはそれでOK、カバーできないときは少量を薄く何度か重ねることを繰り返しましょう。
クマの種類によって、使うコンシーラーの色やのせる場所などが変わってきます。ここからはコンシーラーを使ったクマの自然な隠し方をご紹介していきます。
目の下が青黒く見える青クマには、以下の方法がおすすめです。

オレンジ系のコンシーラーを少量、クマの一番濃い部分にのせます。のせたコンシーラーの中心にはなるべく触れず、コンシーラーの上側のふちを指やコンシーラーブラシでやさしくななめ上に向かってぼかします。コンシーラーの下側のふちは指で軽く押さえ、クマ周辺の肌の色になじませます。
クマと周辺の肌の色の差をなくすことが目的なので、コンシーラーをクマ部分以外にまで広げないこと。また、涙袋や目のキワにまでのせてしまうと目が小さく見えるので注意しましょう。

濃い青クマの場合は、オレンジのコンシーラーが周辺の肌の色から浮いてなじまないことがあります。そんなときは、クマの上(オレンジをのせたのと同じ範囲)にさらにベージュ系のコンシーラーを重ねてのせ、手順1と同じようになじませましょう。少し明るめのカラーをのせるのが◎。
コンシーラーをのせたクマの部分にフェイスパウダーを重ね、くずれを防げば完成!

もっとしっかりカバーしたい人は、フェイスパウダーのかわりにパウダーファンデーションを重ねてもOK。ただ、カバー感が出やすいのでつけすぎは禁物です。
青クマが線状に目立つ人は、以下の手順を試してみてくださいね。

オレンジ系のコンシーラーを少量取り、クマの線の上に細くのせます。
コンシーラーの上側のふちを、指かコンシーラーブラシでななめ上方向にやさしくなじませます。クマが線状なので、コンシーラーの線から大きくはみ出さないようにするのがコツ。コンシーラーの下側のふちは、軽く押さえるだけに留めましょう。
一度でカバーできないときはこれを繰り返します。
コンシーラーをのせたクマの部分にフェイスパウダーを重ね、くずれを防げば完成!

目の下が茶色っぽく見える茶クマをカバーしたい人におすすめの方法はこちら。

ベージュ系orイエロー系のコンシーラーを少量、クマの一番濃い部分にのせます。のせたコンシーラーの中心部分にはなるべく触れず、コンシーラーの上側のふちを指やコンシーラーブラシでやさしくななめ上に向かってぼかします。コンシーラーの下側のふちは、指で軽く押さえる程度でOK。クマ周辺の肌の色になじませていきます。
目が小さく見えてしまうのを避けるためにも涙袋や目のキワまで塗らず、クマ部分だけにコンシーラーがのるようにし、周辺の肌に自然になじませましょう。
コンシーラーをのせたクマの部分にフェイスパウダーを重ね、くずれを防げば完成!茶色くくすんだクマが気にならない目もとに整いました。


コンシーラーを使うほどでもない薄い青クマや茶クマには、チークを使ったカモフラージュ方法も。
頬にブラシでチークを入れたあと、そのままのブラシを使ってクマ部分にもフワッとのせてみて。色は明るめのオレンジ系かコーラル系で、パールの少ないパウダーチークがおすすめです。
ごくごく薄い血色感のヴェールがかかり、青や茶色の薄いクマを自然に目立たなくしてくれますよ。
たるみや骨格などで影になって見える黒クマが気になる人には、こちらの方法がおすすめです。

明るめのベージュ系コンシーラーを少量、たるみによって影になっている部分(黒クマ)に沿うようにのせます。コンシーラーの上側のふちを、指やコンシーラーブラシでやさしくななめ上方向にぼかします。コンシーラーの下側のふちは、指で軽く押さえる程度に留めます。
涙袋にまでコンシーラーをのせてしまうとふっくらとした涙袋が平らに見えてしまい、目もとの印象が弱まるので注意しましょう。
コンシーラーをのせたクマの部分にフェイスパウダーを重ね、くずれを防げば完成!

ここからはクマを隠すときにも使いやすい、なめらかなのびとフィット感があるおすすめのコンシーラーをご紹介します。
今回は、目もとを暗い印象に見せるクマをコンシーラーで隠す方法について、青クマ、茶クマ、黒クマの3タイプに分けてご紹介しました。
目もとのクマを自然にカバーするには、クマの種類に合わせたコンシーラーの色選びとのせる場所の見極め、なじませ方が大切です。クマが気になったときには、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
※ご紹介したアイテムは、製造終了となることや価格が改定になることがあります。予めご了承ください。
公開日:2025年11月10日
荘野真美
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター
メイクアップアーティスト