アリィー クロノビューティ フラットスムースフィルターUV
SPF50+ PA++++ UV耐水性★★
厚塗り感ないフラット美肌へ 凹凸補整フィルターUV
30g 税込2,178円(My Kao Mall販売価格)

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日やけを防ぎたい人やシミ・ソバカスを防いで美肌を保ちたい人にとって、日やけ止めは欠かせないアイテム。肌の見た目だけでなく、健やかな肌を保つためにも、日やけ止めでのUV対策は重要です。
そこで今回は、日やけ止めの種類や特徴、選び方や塗り方などを解説。日やけを防ぐために知っておきたい紫外線の基本情報も加え、おすすめアイテムも含めた実用的な情報をご紹介します。

北方一恵
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト
スキンケアの美容情報やメソッドの開発を担当
「日やけ止め」とは、紫外線から肌を守るための化粧品で、日やけや日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ効果を持ちます。肌だけでなく、髪にも使える日やけ止めもあります。
日やけ止めの種類は様々で、主に、UVジェル、UV美容液、UVミルク、UVクリーム、UVミストなどがラインアップされています。それぞれの主な特徴を見てみましょう。

・みずみずしい感触で、のびや肌なじみがよい
・うるおい感のある肌を求める人やベタつきが苦手な人に特におすすめ

・みずみずしくうるおいのある感触で、のびや肌なじみがよい
・美容液のように軽いつけ心地から、クリームのようなつけ心地まで感触のバリエーションが豊富
・うるおい感のある肌を求める人やスキンケア感覚でUV対策したい人に特におすすめ

・UVジェルより油分が多く、まろやかな感触。なめらかでのびがよい
・二層式で使用直前に振って使うタイプも
・なめらかな肌仕上がりを求める人に特におすすめ

・ジェルやミルクより粘度が高く、しっとり感触でほどよいのびがある
・乾燥肌さんや保湿力を求める人に特におすすめ

・みずみずしい感触のものから、なめらかな感触のものまで様々
・二層式で使用直前に振って使うタイプも

・スプレーやミストで肌に吹きつけて使用する。髪に使用できるものも
・メイクの上からの塗り直しがしやすく、手が届きにくいところにも使いやすい
・手軽に使いたい人に特におすすめ
その他、UVバーム、UVスティックなどもあります。
日やけに関する花王の調査※では、9割近い人が過去の日やけ体験に後悔していました。また約8割の人が、適切に日やけ止めを塗らなかったことを悔やむ気持ちを持っていることも明らかになっています。

様々な種類がある日やけ止めをうまく活用し、しっかりUV対策をすることが、将来後悔しないためにも重要といえそうですね。
※花王BRCC調査 2022年9月Web 10代―70代男女 n=245
日やけ止めが紫外線から肌や髪を守るためのアイテムで、種類の違いがあること、そしてUV対策をすることが大切なのはわかったけれど、実は紫外線について詳しく知らないという人もいるかもしれません。
紫外線は美肌の大敵ともいわれ、特に肌のバリア力が弱い敏感肌の人にとっては悩ましい、注意したい外的環境のひとつです。
まずは紫外線の基本情報をおさらいしましょう。

紫外線は、太陽光に含まれ、地表に届く太陽光の中で最も波長の短い光です。
太陽光には、「可視光線」といわれる目に見える光のほかに、「赤外線」や「紫外線」などの目に見えない光が含まれています。

紫外線は、波長の長さによって「UVA」「UVB」「UVC」の3種類にわけられます。そのうち、UVCは上空のオゾン層に阻まれるため、地表に届くのはUVAとUVBです。
UVA(紫外線A波):
UVAは、地上に降り注ぐ紫外線の約95%を占めます。波長が長く、雲や窓ガラスも透過して、肌の真皮まで到達。日常生活の中で長期間浴び続けることで、徐々に肌に影響を及ぼし、シワやたるみの原因に。また、浴びたあとすぐに肌を黒く(即時黒化)する作用も。
UVB(紫外線B波):
UVBは、地上に降り注ぐ紫外線の5%程度で、波長は中程度。紫外線量が少なくても、赤くなる日やけ(サンバーン)を起こす力はUVAの600~1000倍強いといわれています。
UVC(紫外線C波):
UVCは、UVBよりも肌への影響が大きく危険度は高いものの、波長が短く上空のオゾン層に阻まれるため、地表にはほとんど届かないとされています。
一般的に、UVAとUVBのどちらか一方だけではなく、「紫外線」として両方を防ぎたいと考えている人が多いはず。
近年は、地球温暖化の影響で地球に降り注ぐ紫外線量が増加しているともいわれています。美容面で気になる、肌と髪への紫外線の影響を解説します。
【肌への主な影響】
強い紫外線を浴びると、肌が赤くなる日やけを起こします。また、紫外線を浴びることで、肌内部でメラニンが作られ、肌の色が暗くなります。
暗くなった肌の色は時間の経過とともにターンオーバーで徐々に戻りますが、紫外線を浴び続けてメラニンが過剰に作られると、肌に蓄積しやすくなり、シミ・ソバカスの原因になります。
【髪への主な影響】
紫外線を浴びると、髪表面のキューティクルが浮き上がりやすくなり、髪の手触りが悪くなります。
また、小さな摩擦でもキューティクルが剥がれたり傷んだりしやすく、ヘアカラーなどで染めた髪の色も退色しやすくなります。
近年では、紫外線を大量に浴びると、皮膚がんや白内障などのリスクが高まることもわかってきており、WHO(世界保健機関)では「UVインデックス(UV指数)」を活用した紫外線対策の実施を推奨しています。

UVインデックスに応じたUV対策(環境省「紫外線環境保健マニュアル」を参考に作成)
UVインデックスとは紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したものです。天気予報などで活用されることも多いので、ぜひ日々のUV予防の参考にしましょう。
日やけ止めには、紫外線防止効果の程度を表すために、「SPF」や「PA」の表示がされています。「UV耐水性」の表示があるものも。日やけ止めを選ぶときの目安にすることができます。
【SPF】(Sun Protection Factor)
UVBによって赤くなる日やけ(サンバーン)の防止効果を表し、数値が大きいほど防止効果が高くなり、SPF50を超えるものは50+と表示されます。
【PA】(Protection grade of UVA)
UVAの防止効果を表し、「+」~「++++」までの4段階で表示され、「+」の数が多いほど防止効果が高くなります。
【UV耐水性】
UVBの防止効果(SPF)が、水に触れたあとも一定基準のレベルで保たれる製品に表示されます。「★(または☆)」の数で2段階表示し、「★」より「★★」のほうがUV耐水性が高くなります。
日やけ止めには「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」といった紫外線防止剤が配合されており、これらが紫外線の肌への影響を防ぐ働きを担っています。
「紫外線吸収剤」は、紫外線を吸収して熱などのエネルギーに変換し、放出することで肌への影響を防ぎます。
一方、「紫外線散乱剤」は、物理的に紫外線を散乱し、反射させることで紫外線の影響を防ぎます。
アイテムによって、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」のどちらか一方、もしくは両方が配合されています。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の働き(イメージ)
日やけ止めは紫外線を防ぐために使うものですが、せっかくなら自分の好みに合うものを選び、快適に心地よく使えるものを選びたいですよね。ここでは日やけ止めの選び方をいくつかご紹介します。

前述のとおり、日やけ止めにはSPFとPAが表示されているため、選ぶときの基準にすることができます。とにかく日やけを予防したい、シミ・ソバカスを作りたくないという人は、SPFとPAが高めのものを選ぶことも多いかもしれません。
近年の日やけ止めは、高い紫外線カット効果があっても肌への負担は小さいものがほとんど。そのため好みに合わせて選んで問題ありませんが、日常の生活では必ずしも高いSPFやPAは必要ありません。次の「使用シーンで選ぶ」も参考にしてみてください。
日やけ止めは、浴びる紫外線の量を考慮して、使用シーンに合わせて選ぶのがおすすめです。

日本化粧品工業会 生活シーンに合わせた紫外線防止化粧品の選び方
上の図のように、日常生活や短時間の屋外活動であれば、SPF30程度、PA+++程度が目安。長時間の屋外活動のときには、SPF30以上、PA+++以上を目安にしましょう。
その際、水に触れる程度によって、UV耐水性を確認し、水に触れない場合はUV耐水性表示なし、水に浸かるような場合にはUV耐水性★★を選ぶといいですよ。

日やけ止めに紫外線防止成分が配合されているのは当然ですが、それ以外の配合成分を参考に選ぶのもひとつの手。例えばメラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ有効成分や、肌あれを防ぐ有効成分、保湿力の高い美容液成分・・・など、自分が魅力的に感じる成分が配合されていることを基準に選ぶのもいいですね。
稀に、肌が敏感な人の中には紫外線吸収剤に反応してしまう人がいます。成分に不安がある場合には、「紫外線吸収剤無配合(フリー)」または「ノンケミカル」などの表示がある日やけ止めを選択肢に入れる方法も。不安があれば、商品パッケージやメーカーのサイトなどで、配合されている紫外線防止剤について確認してみましょう。
塗布した日やけ止めがとれていつの間にか日やけしてしまった、という経験がある人におすすめしたいのが、落ちにくさで選ぶことです。衣服やバッグとこすれる、肌を拭く、といったこすれに強い設計のものや、汗に強いもの。また、海やプールなど水に触れたり浸かったりする場面に適した耐水性が高い設計のものなどがあります。長時間のレジャーやスポーツをするときなどにもおすすめです。

UVカット効果が同じなら、使用感や感触が好みのほうが心地よく紫外線対策ができるでしょう。ジェル、ミルク、クリームなどの種類によっても感触やのばしやすさ、なじませたあとの肌仕上がりも異なります。
紫外線防止効果を持ちながら、プラスαの機能を持つ日やけ止めもたくさんあります。肌をトーンアップして見せる美肌機能、毛穴ぼかし機能、チリ・ホコリ・花粉などの付着を防ぐ機能、化粧下地機能など、さまざまな機能が。悩みがたくさんあり、せっかくならあれもこれもと欲張りたい人にはおすすめの選び方です。
日やけ止めの使用にあたっては、意識したいポイントがあります。
・十分な量を使って塗り残しをなくす
・こまめに塗り直す
・季節や天候を問わず使用する
・一日の終わりにはしっかり落として保湿ケアをする
順を追って見ていきましょう。

使用量が少ないと、十分な紫外線カット効果が得られません。使用量の目安は日やけ止めの剤の種類やアイテム、メーカーによっても異なるので、商品のパッケージや裏面などを確認しましょう。
また、塗り残しがあるとその部分は紫外線を防御できず、日やけをしてしまいます。そのためにも十分な量を肌にムラなくのばし、塗り残しをなくすことが大切です。
塗った日やけ止めは、動いたりハンカチやタオルなどでこすったりするうちに取れてしまうことがあります。朝塗ってそのままにするのではなく、SPFやPAに関係なく2~3時間おきを目安に塗り直しをすることがUVカット効果の持続につながります。
紫外線は、日差しが弱いと感じる雨や曇りの日、真冬であっても降り注いでいます。曇りの日でも、晴れた日の半分程度の紫外線が。そのため美肌を保つには、天候によらず一年を通じて日やけ止めを使用するのが◎。
夏と冬では紫外線量に差があるため、使用シーンやSPFの値、PAを参考に、アイテムを使い分けてもいいですね。

※気象庁HPより観測地つくばの2020~2024年(5年間)月平均データを元に、花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターでグラフ化/UVA:全天日射量データより推算。UVB:日積算UV-B量を用いて算出。

現在販売されている日やけ止めは、洗顔料やボディソープなどで落とせるものが主流ですが、一部のものは専用クレンジングが必要な場合があります。アイテムによって推奨されている落とし方が異なるので、肌トラブルや肌へのダメージを防ぐためにも商品パッケージやブランドサイトなどで必ず確認しましょう。
一日の終わりには日やけ止めを落とし、しっかりと肌の保湿ケアを。
日やけ止めを塗るときには、肌にムラなく隙間なく塗ることが大切です。日やけ止めの適量はアイテムによって違うので、使用量の目安を確認してから塗りましょう。
適量を手のひらに取り、額、両頬、鼻(鼻筋)、あご、の5箇所に置きます。
頬、額に、両手でやさしくすべらせるようになじませます。
皮膚が薄くデリケートな目もとには、力を入れずに軽いタッチで。
鼻(鼻筋)、口もとにのばします。
首筋にもなじませたあと、手のひらで顔全体を包み込んで軽くプレスし、しっかり肌に密着させましょう。
紫外線を浴びないようにするには、日やけ止めを使う以外にも方法があります。

日傘、帽子、サングラス、アームカバーなど、UVカット効果のある紫外線対策グッズの活用も効果的です。紫外線は、太陽光からの直射だけでなく、空気中で散乱したり、建物や地面から反射したりと、さまざまな角度から降り注ぐため、アイテムを賢く組み合わせて防御しましょう。
紫外線量は一日の中でも変動します。日の出とともに紫外線量が増えはじめ、太陽が高い位置にある正午前後が最も多くなり、日の入りに向けて減っていきます。浴びる紫外線量を考えると、紫外線の少ない朝夕に外出の用事を済ませられるといいですね。
この記事では、日やけ止めの種類と特徴、選び方や塗り方などを中心に、紫外線の基本情報についてもご紹介しました。美肌を維持するためにも健やかな肌を保つためにも、好みや過ごし方などに合わせてぴったりの日やけ止めを選び、毎日のUV対策を続けましょう。
※ご紹介したアイテムは、製造終了となることや価格が改定になることがあります。予めご了承ください。
公開日:2026年3月9日
北方一恵
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター
ビューティセラピスト