ファンデーションはつけることで、肌を自然に明るく見せることができます。
パウダータイプは、軽い使い心地で、ふんわりとした柔らかい肌に仕上げてくれます。ケースにセットして使えるため、持ち運びもしやすいです。
スポンジの片面に親指を、もう片面にそれ以外の指全部を当てて、挟むようにして持ちます。このとき、親指はスポンジの中央に当てます。それ以外の指は、スポンジがずれないように支えます。中指の先が、スポンジの端から出ない位の位置に持つことで、スポンジが安定します。
細かい部分をつけるときは、持ち方はそのままで、スポンジの角が当たるようにしましょう。
つける順番は、1. 頬、2. ひたいと鼻、3. 口の周り、4. 目の周り、5. 顔の周りをぼかす、6. 最終確認です。
片側の頬の適量は、スポンジの面の半分をファンデーションに2回すべらせて取った量です。
適量取るため、ファンデーションの上にスポンジの面の半分が当たるように置き、手前の方向に2回スポンジをすべらせます。このとき、スポンジを持っている親指の先までファンデーションがつくようにします。こうすることで、スポンジの面の半分全体に適量を取ることができます。
片側の頬全体につけていきます。最初にスポンジを置くところが重要です。
最初に置いたところが一番濃くつくので、頬の高いところに置いてからつけ始めることで、中心が濃く、周りが薄くなるグラデーションをつくりやすくなります。
頬の高いところに、やさしくスポンジを当てます。分かりにくい場合は、にっこり笑ったときに高くなる位置を目安にしましょう。
当てたところを中心に、小さい円を描きながら塗りはじめ、徐々に大きな円を描くように、渦巻きを描くように、頬全体に広げていきます。このとき、円の横幅がフェイスラインあたりや、鼻の横あたりまで広がるようにつけます。スポンジは始めから終わりまで肌に触れたまま、すべらせるように広げていきましょう。
反対側の頬も、もう一度スポンジを2回すべらせてファンデーションを取り、同じ動きで仕上げましょう。
ひたいや鼻にたくさんファンデーションをつけると、厚塗りな印象になるだけでなく、くずれやすくもなるため、頬につけたときより少ない量で仕上げましょう。
スポンジの面の半分に、1回すべらせてファンデーションを取ります。
ひたいの中心にスポンジを置き、左右に大きく広げるイメージで、小さい円を描くように塗りはじめ、徐々に大きな円を描くように、ひたい全体に広げていきます。
最後の円が、髪の生えぎわや、眉毛に触れるくらいまで広げます。
次に、ファンデーションは足さずに、そのまま鼻を仕上げます。
スポンジを眉間(眉と眉の間)に当て、鼻筋を通って、鼻の先端まですべらせます。
もう一度眉間に戻り、鼻の側面を通って、小鼻まですべらせます。
反対側の側面も同様に、眉間から小鼻まですべらせます。
小鼻の横は、赤みが目立ちやすい部分です。くぼんでいて塗り残しやすいので、スポンジを丁寧に当てましょう。
口の周りはよく動く部分のため、たくさんつけるとよれやすくなります。頬やひたいのときよりも軽い力で、スポンジの面の半分に1回すべらせてファンデーションを取ります。
唇の周りを一周囲うようにつけていきます。
口角にスポンジを置き、下唇の輪郭に沿わせながら、反対側の口角に向かってすべらせます。
そのまま上唇の輪郭に沿わせながら、反対側の口角に向かってすべらせます。
これで唇の周りを一周しました。
次に、今つけたところよりひと回り大きく、口の周りを囲うようにすべらせてぼかします。
目の周りはつける範囲が狭く、よれやすい部分です。口の周りと同様に、軽い力でスポンジの面の半分に1回すべらせて、ファンデーションを取ります。
これが片側の目の周りの量です。
最初に上まぶた、次に下まぶたにつけた後、最後に細かい部分を確認します。
上まぶたにつけるときは、目を閉じて、目頭から目尻に向かって、スポンジを2回くらいすべらせます。このとき、まつ毛の生えぎわまでスポンジが当たるようにします。
下まぶたにつけるときは目を開けて、目頭から目尻に向かって、スポンジを2回くらいすべらせます。下まぶたも同様に、まつ毛の生えぎわまでスポンジが当たるようにします。
つける量は少量ですが、くすみやクマが目立ちやすい部分でもあるため、目のキワまでやさしく丁寧につけましょう。
目頭のくぼみや目尻のくぼみは、塗り残しやすい箇所なので、スポンジの角を使って丁寧につけましょう。片側全体を仕上げた後、ここまでの動作をもう一度行うと、よりムラになりにくくおすすめです。
反対側の目の周りも、軽い力でスポンジを1回すべらせてファンデーションを取り、同じ動きで仕上げましょう。
ファンデーションは足さずに、そのままのスポンジでフェイスラインからぼかします。
フェイスラインは、耳の手前のもみあげ部分から、あご先までのことです。
もみあげから耳方向に、スポンジをすべらせてぼかします。スポンジを動かす距離は短く、3センチくらい軽く外側にすべらせるイメージです。
同じ動きで残りの部分もぼかします。あご先まで仕上げたら、反対側のフェイスラインもぼかしましょう。
次にひたいです。今と同じ動きで、ひたいの髪の生えぎわからこめかみまで、スポンジをすべらせてぼかします。
このようにぼかすことで、より自然な仕上りになります。
スポンジをケースに戻してから、両手で顔全体を触ります。
全体がサラサラしていたら完成です。
サラサラしていない場所には、ファンデーションがついていない可能性があるので、スポンジに残ったファンデーションをつけていきます。
スポンジに残ったファンデーションでサラサラにならない場合は、軽い力で少量ずつスポンジにファンデーションを取ってつけていきましょう。
特にファンデーションの仕上がりで抜けがちなのが、ひたいの上側、髪の毛の生えぎわ、目頭のくぼみ、目尻のくぼみ、まつ毛の生えぎわ、小鼻の周りのくぼみ、口角などです。
何もついていないスポンジを使用します。スポンジの面を肌に当て、皮膚が動かないくらいの力加減で、すべらせてみましょう。
スポンジの面の半分が当たるように、ファンデーションの上側にスポンジを置きます。スポンジにファンデーションを取るときは、上側から下側に向かってすべらせるようにして取ります。
親指以外の指に、同じくらいの力がかかるように取りましょう。こうすることで、スポンジの面の半分全体に適量を取ることができます。
スポンジは、同じ面を繰り返し使用すると、ファンデーションのつき方にムラができやすくなります。また、いつも清潔に保つためにもこまめに洗いましょう。
これらがきちんとできていることで、いつも同じ仕上がりにすることができます。