ログアウトしますか？
化粧品の保管方法の基本と
使用期限についてご紹介します。
この記事をシェア
化粧品を使用したあとは、容器の口もとをふき取り、キャップを締めて保管します。
化粧品は、温度・湿度の変化が少なく、直射日光が当たらない常温の場所で保管しましょう。
特に、以下のような場所での保管は避けてください。
NG直射日光が当たるところや車の中、暖房器具の近くなど、高温になるところ
車の中や暖房器具の周囲は高温になるので、化粧品の中身が熱によって膨張したり、容器の変形・破裂などを招いたりする危険があります。特に、ヘアトニック、ネイルカラー、香水やヘアスプレーなどのエアゾール商品は注意が必要です。
NG冷蔵庫内
冷蔵保管が可能とされていない商品は、出し入れによる急激な温度変化が原因で、品質劣化や性状変化の原因になることがあります。冷凍庫での保管も避けましょう。
NG乳幼児や認知症の方の手が届くところ
誤飲、誤食や思わぬトラブルを招きかねません。
バスルームや水まわりでの保管
バスルームは、室温が高くなることがあり、湿度も高く、雑菌が繁殖しやすい環境です。洗顔料やクレンジング料、ヘアケア、ボディケアなどを水まわりで使用する場合は、使用後に容器の口もとをきれいにしてから水が入らないようキャップをきちんと閉め、水がかかりにくいところに置きましょう。
浴室乾燥機を使用すると、バスルーム内の商品が温まり思わぬ品質の低下につながることがあります。また、室内温度が上がることで、シャンプーなどのポンプタイプの商品はポンプ内の空気が膨張し、注ぎ口から中身が押し出されることがあります。浴室乾燥機を使用する場合には、商品をバスルームの外に出しましょう。
ポンプタイプの商品の保管
ポンプタイプの美容液や乳液などは、しばらく使わないで置いておくとポンプの口もとの部分に残っていた中身の水分が蒸発して乾燥し、最初に出てきた中身が固くなっていることがあります。中身の乾燥を防ぐために、ポンプの容器に専用のキャップがある場合は、きちんと閉めて保管しましょう。
エアゾール商品の保管
ヘアスプレーなどのエアゾール商品は高圧ガスを使用しているため、保管場所に特に注意が必要です。 例えば、以下のような場所での保管は避けてください。
NGストーブ、ファンヒーターの近くなど40℃以上になるところ。直射日光が当たるところや車の中など、高温になるところ
高温になると容器が破裂したり、爆発したりする危険があります。
NG浴室など湿気の多いところ
サビの発生や洗剤の付着などにより缶が腐食し、破裂やガスもれの原因になることがあります。特に、カビ取り剤のような強力な洗剤（酸性・アルカリ性）が付着すると破裂の危険が高まります。
NG子供の手が届くところ
開封した化粧品は、時間が経つと品質が低下するおそれがあるため、なるべく早めに使い切りましょう。中身の状態やにおいなどがおかしいと感じたら、使用しないでください。
いつもらったのかわからないサンプル（試供品）も、使用の際には中身を確認してください。
化粧品は、未開封の状態で、高温や直射日光および湿度が高い場所、温度変化が激しい場所を避けて保管すれば、少なくとも製造から3年間は品質が保たれるように設計されています。ただし、保管状態が悪いと開封前でも品質が低下する場合があるので、中身の状態やにおいなどがおかしいと感じたら使用を控えましょう。
気になる！日やけ止めの使用期限
日差しが強い季節が終わって使わなくなった日やけ止めを、翌シーズンに使用するのはおすすめしません。他の化粧品同様、開封後に長く保管すると、変質したり品質の低下を招いたりするおそれがあります。開封した後は、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
紫外線は一年中降り注いでいるので、日常的に使用できるタイプの日やけ止めならば、年間を通して使うことをおすすめします。
監修：花王 生活者コミュニケーションセンター
編集：プレイパーク編集部