


キュレルでは乾燥性敏感肌の方のお役に立てるよう、中身はもちろん容器や外箱のパッケージデザインまでこだわっています。“分かりやすく、ていねいに、心地よく”を心がけ、必要な人の手元に届くようにと日々デザイナーたちが細部まで試行錯誤を重ねています。
そこで今回は商品の外観だけでなく、機能性や使いやすさ、安全性などを考慮して、お客様が実際に手に取り、使ってくださる商品のパッケージデザインを担当する、神田さんにお話しを伺いました。
前編では「角層深部バリア美容液」のエピソードを中心にインタビュー。言葉を超えて機能を伝えるパッケージづくりの舞台裏に迫ります。
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教えてくれたのは…
─ まず、担当しているお仕事の内容を教えてください。
商品の容器や外箱などのデザインを提案することと、デザイン決定後の製造前の段階においても、容器メーカー様や印刷会社様と密にやり取りを行い、印刷や色が理想通りに仕上がるよう調整することが主な業務です。社内でデザインの提案を進めつつ、「このパッケージを実際に形にできるのか」「印刷はスムーズか」といった調整を行います。つまり、パッケージデザインを考える「構想」からカタチになる「仕上がり」まで、モノづくりの最初から最後までに携わっています。

─ どのような流れで、最終的なパッケージが完成するのでしょうか。
期間でいうと、発売の1年ほど前からプロジェクトはスタートします。まず研究や開発、マーケティング部門の担当者と連携して、商品の特長が伝わるようなデザインを様々な方向から検討します。ボトルやチューブといった容器の形や、外箱の有無といった大枠の仕様が決定した後、限られた条件の中でどのようなデザインにするかが勝負どころです。
デザインはすごくかっこいいけれど、想定よりコストがかかってしまったり、たくさん作るのは難しいというのはNG。乾燥性敏感肌でお悩みを抱えている方に商品のよさをお届けできるように、分かりやすさとていねいさに配慮したデザインづくりを心がけています。
─ ぜひ実際に商品を見ながら、パッケージデザインのこだわりを教えてください!
たとえば、2026年3月に発売された「角層深部バリア美容液」はクリアなブルーの色みが印象的でした。
この美容液は日本だけではなく、アジア各国でも発売するということで、世の中にたくさんの美容液がある中でも存在感を出すために様々な検討を重ねました。キュレルのブランドを象徴する色を基調としながらも、品質の良さと効果感をお客様に感じていただくためには...?を考え、試行錯誤を繰り返しました。
これまでキュレルのパッケージデザインは白いボトルを採用してきました。しかし、「角層深部バリア美容液」はみずみずしいテクスチャながらも角層深部へしっかりアプローチできるチャレンジングな商品です。
そこで思い切って、ウォータータイプの美容液ならではのみずみずしさや、深く浸透することをイメージできる透明感のあるガラスのような濃いブルーのボトルに、白いラベルを巻くデザインを提案しました。ブランドの世界観を踏襲しつつ、これまでのキュレルのパッケージデザインの考え方からジャンプをして、新しいキュレルの側面を見せることのできる商品として、担当者一丸となってプロジェクトを進めていきました。

─ 外箱はどうでしょうか。
たくさんの商品が並ぶ売り場で一目で「角層深部バリア美容液」の特長が伝わるように、スポイトから滴る雫のビジュアルを外箱にレイアウトしました。
この美容液は一回分の使用量が自動で吸い上げられるスポイトを採用しています。その機能性とともに、成分や効果、そして使った時のみずみずしい質感といった美容液がもたらす期待感が、この一滴に凝縮される様子を表現しました。凝縮された一滴がスポイトから滴る瞬間に目がいくように、あらゆる可能性を追求しました。
言葉で説明せずとも、使うときのイメージが想像できるのではないでしょうか。どんなビジュアルが良いのか。何パターンもアイディアを出しました。

あえてスポイトを見せないビジュアルも検討したそう。たくさんの候補の中から最終的なデザインが決定。
─ 外箱にビジュアルがあることで、商品への期待感が高まりますし、使い方も直感的に伝わってきます。
デザインを考える上で、外観のクールさやかっこよさを追求したい気持ちはもちろんあります。しかし、キュレルを使ってくださる方に感じていただきたいのは、ブランドの誠実さと安心感です。
「肌悩みを抱えている人を一人でもたくさん救いたい」というキュレルに関わっているメンバー全員の願いを、お客様が最初に見て、手に触れる商品のパッケージデザインを通して伝えていきたいと思っています。
─ 外箱を見て「この商品なら自分の肌悩みを救ってくれそう」と思えたら、使うきっかけになりますね。
外箱には情報伝達の役割もあります。どういうキャッチフレーズで商品の魅力を表現するかも大切です。つい言葉を盛り込みたくなるのですが、ビジュアルに凝縮するなど見せ方を追求することでよりシンプルかつストレートに伝えることができます。その点もデザイナーとしての提案にかかっていると常々感じています。

パッケージは、お客様がその商品に一番最初に触れる大切なタッチポイント。キュレルの誠実さや安心感をどのように届けるのか。試行錯誤の末に生まれたパッケージには、肌悩みを抱える一人ひとりに寄り添いたいという、真っ直ぐな願いが込められていました。
続く後編では、キュレルのアイデンティティである「白」の活かし方や、使う人の日常に溶け込む心地よい形状へのこだわりについて、さらに深くお話を伺います!