Q.ほうれい線を目立たせないメイク方法は?

見た目年齢に自信!「ほうれい線対策メイク」

マスクを外す機会が増え、ほうれい線の目立ちが気になる、という方も多いのではないでしょうか?
実は、ほうれい線は、見た目年齢に大きな影響を与えます。
今回は、気になるほうれい線を目立たせないメイクテクニックをご紹介します。

調査で判明  ほうれい線は見た目年齢に影響​​

マスクで発生“見た目年齢ギャップ”

花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター(以下、BRCC)が、年代ごとにマスクあり/なしの画像で行った見た目年齢の調査※1によると、30代以降はマスクなしのほうが、ありの画像よりも年齢が高く評価されました。更に年代が上がるほど、マスクあり/なしでの“見た目年齢ギャップ”が大きくなることも明らかに。
これには、加齢によって目立つようになるほうれい線が関係していると考えられます。

※1 20代~50代の一般女性20名(各年代5名)の顔写真についてBRCCの専門評価者14名が評価

マスク着用のあり/なしによる見た目年齢 20代ギャップ-0.6歳 30代ギャップ+4.5歳 40代ギャップ+4.7歳 50代ギャップ+5.9歳

ほうれい線の長さや濃さが影響

また、年代ごとの平均顔画像を使った見た目年齢の調査※2では、20代の平均顔に上の年代のほうれい線を合成すると年齢が高く評価され、50代の平均顔に下の年代のほうれい線を合成すると、年齢が低く評価されました。
つまり、ほうれい線の長さや濃さなどの状態が、見た目年齢を左右する一因だということです。

見た目年齢:20代平均顔 25.0歳 50代平均顔のほうれい線を合成 36.3歳

見た目年齢:50代平均顔 50.7歳 20代平均顔のほうれい線を合成 45.9歳

※2 普段から女性の顔を観察しているBRCCの専門評価者14名が評価

自信が持てる! ほうれい線対策メイク

小鼻の横から唇の横にかけてのびるシワ、ほうれい線。
頬のふくらみや肌のたるみによってこの部分に影ができると、より目立つようになります。
ほうれい線が気になったら、メイク効果でカムフラージュしましょう。

Technic1 “ほうれい線と影”をコンシーラーでカバー

1.ほうれい線部分に、やや明るめの色のコンシーラーを少量のせます。
筆ペンタイプやコンシーラーブラシを使うと細くのせられます。

2.指先でほうれい線の外側(頬)に向かって、暗く影に見えるごく狭い範囲になじませましょう。溝に溜まらないように、軽く丁寧にトントンと。
なじませる範囲が広すぎたり、ほうれい線の内側(口もと)になじませたりすると、ほうれい線を目立たなくする効果が薄れるので注意しましょう。

Technic2 “小鼻の赤みや影”をコンシーラーでカバー

小鼻の横の赤みや影が、ほうれい線を目立たせていることも。
明るめの色のコンシーラーを、小鼻を囲むように三日月型にのせ、赤みや影を消すように指先でトントンと軽くなじませましょう。
塗りにくいときは小鼻を少し倒すようにして、際(きわ)につけることがポイント。

Technic3 チーク効果で目立たせない

チークを入れる範囲は小鼻より上が目安

頬骨のあたりを中心に、小鼻より上の範囲に色をのせると、ほうれい線が目立ちにくくなります。
(仕上がりイメージ)

小鼻より下までチークを入れると頬が下がってたるんだように見え、ほうれい線が目立ちやすくなります。
(仕上がりイメージ)


ほうれい線が目立たなくなると、見た目年齢や顔の印象が変わります。
ぜひ、今回ご紹介したメイクテクニックを取り入れてみてくださいね。

形部華

花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター  ヘア&メイクアップアーティスト

各種メディアの撮影や舞台のメイク、メイクアップアーティスト養成スクールでの指導など、幅広い分野でのメイクに携わる。現在、メイクアップアイテムの商品開発アドバイスや撮影、美容技術開発・情報発信を行う。分かりやすいメイク指導と、なりたいイメージに合わせたメイクに定評がある。

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