ケイト リップモンスター 05
税込1,540円(My Kao Mall 販売価格)
リップモンスター 05
ケイト
この記事をシェア
新作が出るたびにSNSで話題を呼び、注目カラーが品切れになるなど、数々の伝説をもつKATEのリップモンスター。美容のトレンドも私たちを取り巻く環境も目まぐるしく変わる中で、“モンスター”の名前にふさわしいほど爆売れするその理由は? さすらいの美容ライター、マエノが突撃取材!
マエノ/前野さちこさん
美容ライター。集英社MAQUIA編集部で10年間ビューティ記事に携わり、その後フリーランスに。MAQUIAをはじめ、数々の雑誌、webで執筆するほか、化粧品のコンセプトワークも多数手がける。
遠藤舞憂子
KATE商品開発担当。2019年よりKATEの開発チームリーダーに。コンセプトの立案、処方やカラーバリエーションの設計、ネーミングやデザインなどに携わる文字通りの“産みの親”。
若井麻衣
KATE PR担当。マーケティングチームと連携を取りながらPR活動を展開。豊富な知識と経験で化粧品のマーケットを多角的な視点で捉え、KATEの魅力をよりよく広める伝道師。
マエノ:”NO MORE RULES.”を掲げたKATEには数多くのヒット商品がありますが、中でもリップモンスターの人気はすごいですね! 商品ネーミングもコンセプトもいつも魅力的なリップモンスターが誕生するにあたって、最もこだわった点はどこですか?
遠藤:リップモンスターを最初に発売したのは2021年5月なのですが、企画そのものは2020年くらいから走り出していたんです。ただちょうどコロナ渦に入ってしまって……。
マエノ:なんというタイミング! そこでリップの発売というのは、かなりハードルがあったんじゃないですか?
遠藤:そうなんです。コロナ禍以前は、“メイクするなら唇から”みたいな流れもあるほどリップがフォーカスされていたんですが、それが180度変わってしまって。外出もできない、外に出るならマスクが必須、という状況になり、こんなときに新しいリップを出すのはどうなのだろうかと、社内でも様々な意見が飛び交っていました。それでもSNSを見ていると美容感度の高い方は、やっぱりリップメイクがしたい!という声が確実にあって、みんな落ちにくいリップを探し求めていて。これはニーズがなくなったのではなく、ニーズが変わっただけだと思ったんです。
マエノ:そう言われてみると、コロナ渦に入った当初は化粧をしなくなったという人が多かったのに、次第に自宅にいてもメイクを楽しみたい!という人が増えていった記憶があります。
遠藤:マスクの影響で世の中的にリップのシェアはダウンしているかもしれないけれど、マスクとともに過ごす環境で、口紅の”落ちにくさ“に、より注目が集まり始めているなとも気づいたんです。これはチャンスかもしれない!と前向きに考え、チームでよく話し合い、周囲を説得してなんとか発売までこぎつけたという感じでした。
若井:結果的に2022年くらいからマーケットでは再び“落ちにくいリップ”が盛り上がってきたんですけど、リップモンスターはそれより早くお客さまのニーズをキャッチし、商品化できたというのが勝因の一つであった気がします。
遠藤:つけたての色が持続する、持続するのに乾燥しにくい……こういったお客さまの求める願いに的確にこたえられた口紅だったからこそ、評価されたのではないでしょうか。
マエノ:そうして誕生したリップモンスターですが、最初にヒットを予感した出来事ってなんだったんですか?
遠藤:やはりコロナ禍というのもあって、皆さんとのコミュニーションも当初からデジタルに重きをおいていました。まず、つけたての色が持続する、マスクをしても落ちにくい、保湿力もあるという機能面がSNSでバズりました。そして、ネーミングもその1つですね。そもそもリップモンスターという名前もそうですし、それぞれの色名もユニークで興味をそそるものを開発チームで出し合って決めています。自分たちがワクワクしながらつけたネーミングがSNS上でバズっていき、気づけば私たちの知らないところまでコミュニケーションが広がっていって……。最初はそのスピード感にちょっと驚きました。
マエノ:「Pink banana」とか、「ラスボス」とか、なんかシェアしたくなるネーミングが本当に多いですよね!
遠藤:コロナ禍で家にいる時間が増えたから、もっと気軽にメイクしながら楽しめることってなんだろう? というところから始まったんです。そこでKATE公式youtubeで開発秘話を配信したり、Tiktokで人気クリエイターを起用した動画を投稿するなど、デジタルを中心としたコミュニケーションを積極的にはかりました。
若井:最初は10代、20代の支持が中心でしたが、30代以降の皆さんからも愛される商品に成長していったのも嬉しい驚きでした。そこにはリップモンスターのカラーバリエーションが関係している気がします。今までは誰もが手に取って必ず欲しい色みがあるように、ピンク系、ローズ系、オレンジ系、ブラウン系、など色んなタイプのカラーを取り揃えていました。でもリップモンスターに関しては、絶妙な色の違いのブラウンがズラッとラインナップしているなど、色のレンジをグッと狭めているんですよ。それがSNSで広がることによって、「これ好きだけどこっちも似合うかも!」とか「この隣の色も気になる!」とか、そういう興味を広い世代に持ってもらえて、それが大ヒットに繋がったのかなと思います。
マエノ:確かに。リップモンスターは色みの違いが絶妙だからこそ、実際につけて試してみたい!という欲望を掻き立てられるものが多い気がします。その中でこっちの色も意外とイケる!みたいなのを見つられると、そこでリップモンスターとの成功体験が生まれますよね。
若井:そうなんですよね。色に対する苦手意識が払拭できました!という声をいただく機会もすごく多いんです。そこからまた次のコレクションに期待を寄せてくださる皆さんがいるから、こちらもその熱量に応えたい!といつも必死です(笑)。
遠藤:スフレマットに関しては、まさにそれでした。あのリップモンスターから出るマットなんだから、使いやすさも色の持続性も保湿感もいいに決まってるよね!という見えないプレッシャーも感じていて。そもそもマットリップの市場は狭い上に、依然続くコロナ禍で、リップモンスターと同様、厳しさ覚悟で発売した状態だったんですが、思った以上に皆さんに受け入れてもらえました。そこにはリップモンスターだから初めてマットリップにチャレンジしてみたという声もあって、そうやって皆さんのメイクの可能性を商品を通して広げられるというのは、嬉しい限りだなと思います。
マエノ:コロナ禍を抜けて、みんなのメイク意識も再び変わってきた今。リップモンスターも新たなコンセプトを打ち出す予定もあるんですか?
遠藤:それに関していうと、どんなに周囲の意識が変わっても、世界観はブレないようにしたいと思っていて。ここまで育んできた今のムードを大事にしながら、お客さまと一緒にリップモンスターの世界をもっと楽しんでいきたいなと考えています。先ほども話していた皆さんとの成功体験みたいなものをもっともっと積み重ねていくことが、ブランドの成長に繋がるんだと思います。
マエノ:どんなに時代が変わっても、リップモンスターのファンでいてくれる皆さんの思いに応えていきたいという姿勢は変わらないということですね。すごく素敵ですね……。4月に限定発売したリップモンスターカラートナーの2色もすごくユニークですね。
若井:リップモンスターカラートナーの「苔色モンスター」と「鉄色モンスター」ですね。これはリップの上に重ねると、色が変化して長時間その色が持続するんです。リップモンスターと同じく、唇から蒸発する水分が密着ジェル膜に変化する独自の技術※を搭載しています。
※ 当社独自の色持ち技術
マエノ:これまたネーミングがめっちゃくちゃ可愛いですね!
遠藤:これも開発チームの若手社員のアイデアから商品化したものです。それぞれがいろんな情報ソースをもとに活発に意見交換している中で、苔みたいなグリーンのリップを重ねると、いい感じに色チェンジができてリップメイクをもっと楽しめそう!というアイデアがあって。それならば、くすみカラーにチェンジできる鉄色というのも作ってみよう!と。とにかく自由にアイデアを出し合って、そこからさらにスピード感をもって商品に落とし込んでいく、みたいな感じでした。
若井:私も最初にこの2色を見たときは驚きましたが(笑)、いざヘアメイクさんや媒体の皆さんにお見せすると、すごく反響があって。確かに使ってみると意外にどんなリップにもなじんで誰でも使いやすく、それでいて今までになかったメイク体験ができるんですよ。
遠藤:開発チームは、ただトレンドの色を作るだけではなく、そこにプラスしてしっかりとした機能があり、それを使うと簡単に今っぽい顔になれるアイテムを世に送り出したいと考えています。つかみはキャッチーだけど、使うと納得の機能感が備わっている。それがKATEの商品です。
マエノ:なるほど〜。皆さんの誠実な思いが形になったリップモンスター。これからの展開も楽しみですね!
撮影/さとうしんすけ イラスト/BAN8KU
※ご紹介したアイテムは製造終了となる場合があります。予めご了承ください。
2024年6月17日
期間中にご応募いただいた方の中から記事内で紹介した「ケイト リップモンスター 11 5:00AM」 「ケイト リップモンスター スフレマット M04 ゴーストムーン0:00AM」を抽選で各5名、合計10名さまにプレゼントします。
2024年6月17日(月)13:00~7月16日(火)17:00
※応募フォームにてAかBをご選択ください。
会員登録済の方は以下より応募をお願いいたします。
複数アカウントを使用するなどして、一つのキャンペーンに同一人物が複数回応募していると事務局が判断した場合、プレゼント対象から除外する場合がございます。あらかじめご了承ください。
マエノ/前野さちこさん
美容エディター
遠藤舞憂子
KATE商品開発担当
若井麻衣
KATE PR担当