「今日、元気そう」が一番の褒め言葉、一体なぜ?

「今日、元気そう」が一番の褒め言葉、一体なぜ?

あなたはどんな言葉で褒められたら、一番嬉しいですか?そこには、年齢によって答えが変わってくるという傾向があります。だから改めて考える、大人にとって一番嬉しい言葉とは?

最大の褒め言葉は、「今日、元気そう」

「キレイ」と言われるのも嬉しいし、「若返ったみたい」と言われるのも、もちろん嬉しい。でも、いつも会っている人に「今日、元気そう」と言われるのは、また格別の喜びがあります。なぜなら大人にとって「元気そう」は、キレイも若々しさも含んだ褒め言葉だから。そしてキレイと言われると、何と返すべきか悩むけれど「元気そう」なら、「ホント? 嬉しい」と、素直に喜べるはず。非常に率直で誇張のない褒め言葉だからこそ、なのです。

それも、年齢を重ねるとわかること。大人になると実際の体調とは関係なく、元気に見えたり疲れて見えたりすることがあるようで、私自身、充分に元気なのに「今日、疲れてない? 大丈夫?」などと聞かれることがあって、ガッカリすることがあります。なぜ疲れて見えたの? と不思議に思ったり、ひょっとして私、衰え、やつれたように見えるの? と不安になったり。

だからこの時気づいたのです。年齢を重ねるほどに、「元気そう」と言われるよう心がけたいと。そして「元気そう」は、最高の褒め言葉なのだと。

「元気そう」の最大の鍵は、やっぱり表情!笑顔が作る光!

バラを持ってこちらを見ている女性

「元気そう」には、 実は想像以上に多くの意味が潜んでいます。もちろん、単純に体調が良さそうという意味もあるけれど、出会い頭に不意に出てくる「元気そう」という感想は、相手が放つ一瞬の光の瞬きが言わせる言葉。言うならば、会った瞬間、ふっとまぶしいような光を感じたりすることがあるかもしれません。その光を見た瞬間、人は反射的に「元気そう」という言葉を発するのではないでしょうか? 

じゃあ、その光はどこから生まれるのか? これは何といっても、まず表情。出会った瞬間、弾けるような笑顔になる人は、当然のように元気そうに見えるはず。ですがそれは単なる明るさではない、満面の笑顔から弾け出る光は、人柄の明るさも意味しているわけで、私たち人間が放つ光の中でもとりわけ尊いものと言えるでしょう。

しかもそれがまぶしいように見えるのも、目の輝きや口もとから白い歯が覗くことも含めた、満面の笑顔の力。まさに輝くような笑顔こそが生命感の煌めきにつながるからなのです。

逆に言えば、「大丈夫? 疲れていてない?」と聞かれてしまう時って、あくまで私自身の場合は、ひょっとしたら気づかぬうちに表情がこわばっていたり、とっさに笑顔になれなかったりしたのかもしれません。疲れた印象はある意味の衰え印象にもつながって、だからやっぱり疲れて見えない心がけって大切なのだと、肝に銘じました。

その光は、潤いに満ちた明るい肌からも溢れ出す?

明るい表情から放たれる光、それは時に生命感にも似た生き生きした煌めきにも見えるもの。そして、透明感ある肌から溢れ出す光にも、人はピュアではつらつとした生命感を感じ、思わず「美しい」の代わりに「元気そう」と言っているのかもしれません。だからこそ、大人にとっては最高の褒め言葉と言えるのです。

そもそも透明感は、潤いに満たされた肌にこそ生まれるもの。乾きからくるにごりがなく、たっぷりの水分をたたえていると、とても自然に光が生まれ、それが生命感の煌めきに見えたりするものなのです。

だから難しく考えないで。保湿やブライトニングも含めた日々のお手入れを丁寧に続けていれば、さらに角層が整っていれば、自然に光が差し込んで透明感が生まれ、生命感が溢れ出していく……その証が「元気そう」ならば、大人にとってはやっぱり一番嬉しい言葉。

だから出会い頭に、そんな光を見かけたら、その人にも「元気そう」と言ってあげたい。日頃から、お互いにそんな出会いができたら素敵だと思いませんか。

【格言】

「元気そう」は、その人が放つ一瞬の光の瞬きが言わせる褒め言葉。
まぶしいような光は、明るく生き生きした表情がもたらすもの。

齋藤薫さん

齋藤薫さん
美容ジャーナリスト/エッセイスト

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