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気温も湿度も上がり、環境変化が激しい夏は、肌にとって過酷な季節。日やけやベタつき、テカリが気になる一方で、冷房や紫外線などの影響で肌の乾燥が気になることも少なくありません。
この記事では、夏のスキンケアが大切な理由を解説し、健やかな夏肌を保つスキンケア方法やおすすめのアイテムをご紹介します。
真夏には体温を超えるような気温の日も珍しくなくなり、猛暑、酷暑といった言葉を耳にする機会も増えました。高い気温と湿度でさまざまなことが面倒に感じられ、つい肌のお手入れをサボりぎみになることもあるのではないでしょうか?
実際に花王の調査※1では、65.3%の人が夏のスキンケアで手抜きをすることがあると回答。乳液や化粧水、クリームなどを使用しなかったり、使用量を減らしたりする人もいました。

つい手抜きをしてしまう理由としては、暑いから簡単に済ませたい、暑くて面倒、暑くてスキンケア後の肌が不快、などが挙げられ、夏のスキンケアのハードルの高さが伺えました。
※1 花王 ビューティリサーチ&クリエーションセンター調べ(Web)2025年9月 n=551(女性)
気温や湿度が高く、汗や皮脂の分泌が活発な夏の肌は、一見するとうるおっているように見えるかもしれません。汗や皮脂が肌の上に残っていると乾燥を感じにくいのは事実ですが、夏の肌は過酷な環境にさらされていて、丁寧なスキンケアが必要です。主な理由を見てみましょう。

高温多湿の夏はどうしても汗をかくことが多くなり、汗が原因で肌あれすることも少なくありません。
汗をかくと、汗と一緒に肌の天然保湿因子と呼ばれる「NMF」が流れ出し、肌が乾燥しやすくなるだけでなく、汗が乾くときに肌の水分も一緒に奪ってしまい、より乾燥しやすくなります。
また、汗を拭くときに肌をこすったり、シャワーや洗顔の回数が過度に増えたりすることも肌の乾燥につながりやすくなるため、保湿のスキンケアが欠かせません。
さらに、皮脂の分泌も増え、化粧くずれが気になりやすいので、洗顔で余分な皮脂を取り去るお手入れが必要です。
【汗や皮脂による悩み※1】
・「鼻の下に汗をかいて拭くことであれる」(20代)
・「汗でフェイスラインに肌あれが起きる」(30代)
・「肌が汗でベタつくのにうるおいがなくカサカサ」(30代)
・「皮脂分泌が多くなり、毛穴の黒ずみが目立つ」(20代)
※1 花王 ビューティリサーチ&クリエーションセンター調べ(Web)2025年9月 n=551(女性)

夏はエアコン(冷房)の効いた涼しい室内で過ごすことも多いでしょう。冷房の効いた室内は湿度が低いことが多く、長時間過ごすと肌が乾燥しやすくなります。 扇風機やハンディファンなどの風に直接当たることも、肌の乾燥の原因に。また、冷房の効いた室内とうだるような暑さの屋外を行き来するような急激な環境の変化も、肌にとっては負担になります。
朝と夜の保湿のスキンケアはもちろん、日中でも乾燥を感じたときの保湿ケアが必要です。
【冷房や扇風機による悩み※1】
・「エアコンをつけて寝るので肌が乾燥する」(20代)
・「職場が乾燥していて肌がカサカサ」(30代)
・「口周りのメイクが乾燥によってひどいことになっている」(30代)
※1 花王 ビューティリサーチ&クリエーションセンター調べ(Web)2025年9月 n=551(女性)

紫外線が日やけやシミ・ソバカスの原因となることや、長期間浴びるとシワにつながりやすいことはよく知られています。特に夏の紫外線は、短時間で肌に大きなダメージを与えるUVBの量が多いので注意が必要。
紫外線を浴びて日やけしたあとの肌は角層にダメージを受け、水分を保つ機能が低くなり肌が乾燥しやすくなります。夏には、紫外線から肌を守るUV予防対策が必須であり、日やけをしてしまったあとは肌を十分保湿することがとても大切です。
【紫外線による悩み※1】
・「日中に外に出ると日やけする」(20代)
・「日ざしが強くて肌がピリピリ」(30代)
※1 花王 ビューティリサーチ&クリエーションセンター調べ(Web)2025年9月 n=551(女性)
夏の肌にとって、スキンケアが大切だということがわかりましたね。
ここからは夏のスキンケア方法をご紹介します。基本は「洗う」「うるおす」「守る」の3ステップですが、夏には夏のポイントや注意点があります。確認してみましょう。

夏は、汗や皮脂の分泌が増え、肌がベタつきやすくなるので、朝晩の洗顔はとても大切。朝の洗顔で余分な皮脂を取り除いておくことは、日中の肌のベタつきを軽減し、メイクのもちをよくすることにもつながります。水やぬるま湯だけでは過剰に分泌された皮脂を取り去ることができません。洗顔料を使って丁寧に顔を洗いましょう。
【夏の洗顔のポイント】
・よく泡立てて※2、肌をこすらず洗う。ゴシゴシ洗いは×。
・額や鼻など、皮脂やベタつきが気になるところから洗い始めるのがおすすめ
・過度な洗顔はうるおいを逃すことに。洗いすぎや洗顔回数の極端な増加に注意。
※2 泡立てずに使う洗顔料もあります
夏は皮脂の分泌増で毛穴が詰まり角栓ができやすくなるので、毛穴詰まりが気になる人には角栓除去効果の高い洗顔料が特におすすめ。夏でも肌の乾燥が気になる人は、保湿成分配合で洗い上がりがしっとりするタイプの洗顔料を選んでみて。

一見すると汗や皮脂でうるおって見える夏の肌ですが、冷房や扇風機の風、汗をかいて拭くことの繰り返しなど、夏の肌は乾燥しやすい環境にあるのも事実。化粧水や乳液を使った毎日のケアでしっかりと肌を保湿しましょう。
【夏の保湿のポイント】
・みずみずしく軽い感触のアイテムを使う
・化粧水だけで済ませず、乳液やクリームも使ってしっかりうるおいケア
・乾燥が気になりやすい頬や目もとなどは重ねづけして丁寧に保湿する
・日中でも乾燥が気になったら保湿ミストなどでケアする
洗顔後は時間をあけずに化粧水を肌になじませます。このとき、化粧水がついた指の腹全体を軽く肌に密着させたあとに離す、という動きを手早く小刻みに繰り返すのがおすすめ。肌に触れる時間を短くすることで、ベタつきや不快感を減らしながら、心地よくなじませることができますよ。

頬や目の周りなど、日中に乾燥を感じやすい部分には化粧水を重ねづけしてみて。ベタつきが気になるからと化粧水だけで済ませずに、乳液やクリームも使います。水分だけでなく適度な油分も補うことで、与えたうるおいを肌に留めましょう。
化粧水の塗り方を見る
乳液の塗り方を見る
夏の保湿ケアを快適に行うためには、アイテム選びも大切。冬と同じアイテムでももちろん構いませんが、肌のベタつきが気になって保湿のお手入れを敬遠しがちな人は、感触が軽いものを選びましょう。みずみずしく軽い感触のスキンケアアイテムならベタつかずスッと肌になじむので、暑い夏にも心地良く使えます。
紫外線が気になる時期なので、シミ予防ができるタイプを選ぶのもおすすめ。
また、皮膚温が高い夏には、化粧水や美容液がたっぷり染み込んだシートマスクを肌のうるおいケアに使うのも◎。

シートマスクは肌の上に一定時間シートをのせておくため、ひんやりとした感じが得られるでしょう。うるおいケアはしたいけれど暑さでお手入れが億劫に感じがちな人に特におすすめです。

夏の紫外線は強烈です。特に夏に多く降り注ぐUVBは、短時間でも肌へのダメージが強いので、日やけ止めを塗って紫外線から肌を守ることが日やけやシミ・ソバカスを防ぐことにつながります。
使用量が少ないと十分なUVカット効果を発揮することができません。顔にも体にも適量を、塗り残しのないようにのばし、汗をかいて拭いたあとや水に濡れたあとなどは、こまめに塗り直しましょう。それでも日やけをしてしまったときには、肌をいたわって十分に保湿することが大切です。
【夏のUV予防のポイント】
・7月、8月はUVBの量が最大!短時間の外出でも日やけ止めを塗る
・適量の日やけ止めを、塗り残しのないように肌になじませる
・強い紫外線から肌を守るためにも、日やけ止めは2~3時間おきに塗り直す
・日やけ止め以外のUV対策(長袖、帽子、日傘など)も一緒に取り入れる
日やけ止めは、日中の活動状況を考慮してSPFとPA値を参考に選びます。汗や皮脂の分泌が増えて肌を拭くことも多くなるので、汗や皮脂、こすれなどに強いタイプの日やけ止めが特におすすめ。また、海やプールに行くときにはUV耐水性の高い日やけ止めを選ぶといいでしょう。
ここからは、夏の間も心地良く使いやすいおすすめのアイテムをご紹介します。好みに合わせてチェックしてみてくださいね。
紫外線量が多く、汗や皮脂の分泌も活発になる夏は、肌状態が不安定になりやすい季節でもあります。
だからこそ暑くても極端な手抜きをせず、「洗顔」「保湿」「UV予防」といった基本のスキンケアを続けることが重要です。
夏の間のスキンケアが、秋の土台となります。アイテム選びにも気を配って、自分の肌を慈しんでお手入れを続けましょう。
※ご紹介したアイテムは、製造終了となることや価格が改定になることがあります。予めご了承ください。
公開日:2026年6月22日

横島真由美
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター ビューティセラピスト
エステティックやアロマテラピーの知識をいかしたメソッド開発を中心に担当