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朝きれいに仕上げたはずのメイクでも、時間が経つとテカリやヨレ、にじみ、くすみといった化粧くずれが気になることはありませんか?そんなときは化粧直しで仕上がりの美しさを復活させましょう。
この記事では、化粧直しについての情報をご紹介。化粧くずれが起きる原因やよくある代表的なくずれ、化粧直しのタイミングについても触れながら、美容のプロがベースメイクとポイントメイクにわけて簡単な化粧直し方法を解説します。

化粧くずれとは、時間の経過とともに化粧がヨレる、取れる、テカる、にじむなど、化粧を終えた直後の美しい仕上がりから変化した状態を指します。
化粧くずれは、汗や皮脂、こすれなどが原因で起こることが多いですが、湿度や気温、乾燥といった身の回りの環境や、表情の癖、自分に合った適切なアイテムを使えていないことなども原因になることがあります。
くずれた化粧を放置すると、清潔感がないように見えたり、肌トラブルにつながったりすることもあるため、化粧くずれが気になったら適切に化粧直しをすることがおすすめです。
化粧直しをするときの目安となるのは化粧くずれですが、ひとことで「化粧くずれ」と言っても、その見え方や状態は様々です。まずは化粧のくずれ方として代表的な例をご紹介するので、いつもの自分の状態と比較しながら確認してみましょう。

筋ができる、シワや溝に溜まる、寄っている、ムラになるなど、主に周辺の部分とは様子が異なり、見た目が均一ではなくなった状態です。

ファンデーションが毛穴の中に落ちて毛穴がポツポツと白っぽく目立つ状態。肌表面にファンデーションがほとんど残っていないときに特に目立ちます。

メイクをした部分が取れてしまい、素肌が見える状態や、メイクアイテムの色や質感が失われている状態です。

主に皮脂が原因で肌の表面がテカテカと光って見える状態。脂っぽく見え、清潔感がない印象に見えがちです。

メイクアイテムの色や線などが本来のせた部分よりも広がってしまう状態。目もとや口もとなど、ポイントメイクで特に多いくずれです。

メイクが肌にフィットしていない状態でうろこのように見えることも。皮脂が多いときにも肌が乾燥しているときにも起こります。

メイクした直後より、明るさや透明感が失われて暗く見える状態。汗や皮脂などとメイクが混ざって色が暗く見えることが多いですが、肌が乾燥してくすんで見えることも。
化粧直しに最適なのはいつでしょうか?昼?それとも夕方?夜?
化粧直しのタイミングや回数に決まりはありません。化粧くずれが気になったタイミングで直せばOKです。外出前や大事な予定の前、食事後、時間が経過した夕方などに、鏡を使ってくずれをチェック。化粧がくずれていたらお直ししましょう。
特に夏のように湿度が高い環境や、空気の乾燥が激しい環境などでは化粧がくずれやすくなります。例えば食事をしたあとには口もとの化粧がくずれやすく、笑ったり泣いたりしたあとには目もとや鼻、頬などがくずれがちなので、必要に応じて化粧直しをすることが大切です。

化粧直しは外出先ですることが多いでしょう。顔の中でもどの部分の化粧がくずれやすいか、どの程度直したいか、などによっても使うアイテムは変わりますが、ここでは持ち歩くと化粧直しに便利な代表的なアイテムをご紹介。化粧品を入れて持ち歩くポーチのサイズも考慮して判断しましょう。
顔全体のファンデーションがくずれて取れやすい人や、しっかりベースメイクを直したい人は携帯しましょう。持ち運びの利便性からパウダーファンデーションがおすすめ。ファンデーションの代わりにフェイスパウダーでも可。
肌をサラサラに仕上げ、化粧したての肌を保つのに役立ちます。化粧直し時はファンデーションを重ねづけするよりもナチュラルに仕上がります。化粧直しには、持ち運びに便利なプレストタイプのフェイスパウダーがおすすめ。
クマやシミ、くすみ、肌の赤みなど、気になる色ムラなどを部分的にカバーするときに役立ちます。ベースメイクのくずれが部分的なときには、ファンデーションを使わずコンシーラーだけを使用してピンポイントにカバーするのも◎。
化粧直しには血色感を補うリップやチークなどを携帯しましょう。特に食事をするとリップが取れやすいので、食事後の化粧直しにリップはマストアイテム。
アイシャドウやアイライナー、アイブロウなどは、化粧くずれの度合いや好みに応じて。朝と同じ程度のメイクにレタッチしたい人や、目もと周りのメイクが取れやすい人、にじみが気になる人などは携帯を。
乾燥肌の人はもちろん、メイクの上からのうるおいケアやメイクのくずれを軽くふき取るときなどに活躍します。
ファンデーションやフェイスパウダーなどのベースメイクをつけ直すときだけでなく、くずれた部分を取り除いたり、ヨレをなじませたりするときにもあると便利。
ティッシュは、化粧直しの前に汗や余分な皮脂を吸収したり、くずれを軽くオフしたりするときにも使えるお役立ちアイテム。
綿棒は、目もとや小鼻、口もとのヨレやくずれなど、細かい部分のくずれをオフするときに有効。
化粧直しには3つの大切なポイントがあります。短時間で効果的に化粧直しをするためにも、ポイントを確認しましょう。
1. お直しは必要最低限にする
メイクを落としてすべてやり直すのは、時間も手間もかかり「化粧直し」とは呼びません。化粧直しでは、肌の状態や部位、くずれ度合いに合わせてピンポイントで修正することで、顔全体の化粧の仕上がりを整えて見せることが大切です。
2. くずれた上から重ね塗りしない
くずれた部分をそのままにして上からメイクアイテムを重ね塗りしても、きれいに仕上がりません。くずれが大きく目立つ部分は軽く取り去ってからメイクアイテムをのせましょう。
3. 元のメイクになじむように整える
せっかく化粧直しをしても、修正した部分と元からしているメイクがなじんでいないと、違和感のあるメイクになってしまいます。化粧直しでは、質感や色、ラインなどがうまくつながるように整えることが肝心です。
化粧直しの大切なポイントがわかったところで、いよいよベースメイクの化粧直しテクニックです。
まずはベースメイクの化粧直しの基本のステップを紹介したあと、鼻や目もとなど、パーツ別の直し方をご紹介します。
ベースメイクの化粧直しは「軽くおさえる→整える→のせる」の3ステップで進めると美しい仕上がりが得られます。くずれの種類(テカリ、ヨレ、浮きなど)が違っても、基本の考え方は共通です。

まずはティッシュやあぶらとり紙などを使い、肌をやさしくおさえ、汗や皮脂、テカリなど肌表面の不要なものを取り除きます。

次に、くずれた部分のベースメイクをならし、なめらかに整えます。ファンデーションスポンジや指を使って、ヨレやムラ、段差などをなくして整え、周囲になじませるイメージ。くずれが目立つところだけ、スポンジを使って取り去ります。
乾燥が気になるときには、顔から少し離れたところからミスト状化粧水を吹きかけ、ハンドプレスして手でうるおいを押し込み肌状態を整えましょう。

最後に必要箇所にベースメイクをオン。くずれが目立ちベースメイクを取り去った部分を中心に、ファンデーションやフェイスパウダーをのせましょう。ファンデーションを足していない周辺部分となじむように、最小限の量を、こすらずトントンとのせるようにして整えます。
仕上げにメイクキープ用の化粧水を吹きかけるとメイクがコーティングされ、メイク直後の美しい状態がキープできますよ。
花王の調査※1では、ベースメイクの化粧くずれは、「鼻」や「目の周り」のくずれが気になる人が多いという結果に。そこでここからは、くずれが気になりやすいパーツ別にベースメイクの直し方のポイントを解説していきます。

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肌のタイプや状態、表情の癖なども関係するので、化粧くずれしやすい部分は人によって違います。パーツ別の直し方をぜひ参考にしてみてくださいね。

鼻は、汗や皮脂の分泌が多いのでテカリやくずれが起きやすい場所。毛穴落ちも起きやすく、小鼻の溝にもファンデーションがたまりがちです。汗をかきやすい鼻の下もファンデーションが取れやすいといえます。
毛穴落ちしていたらスポンジや綿棒などでかき出して周りになじませ、小鼻の溝のヨレをしっかり取り去ってから軽くフェイスパウダーかパウダーファンデーションをのせましょう。
くずれがひどいときは肌にミスト状化粧水を吹きかけてスポンジで部分的に取り去ってから、パウダーファンデーションをやさしく薄くのせましょう。

目の周りは皮膚が薄く乾燥しやすい上によく動かす部分なので、ファンデーションがシワっぽくなったり目尻の小ジワにファンデーションが溜まったりしがちです。ミスト状化粧水を吹きかけたあとにスポンジや指でヨレた部分をならしてから、薄くファンデーションやフェイスパウダーをのせて密着させましょう。
もし、コンシーラーで隠したはずのクマやくすみが目立っていたら、朝よりも少量のコンシーラーを上からやさしくのせます。横に指を動かさず、こすらず置くようにのせるのがポイント。仕上げにフェイスパウダーをのせてコンシーラーを固定しましょう。

頬は、乾燥くずれや毛穴落ち、ヨレや溜まりなどが複合的に発生しがち。乾燥してファンデーションが粉っぽく浮いて見えるときには、ミスト状スプレーを顔に吹きかけてハンドプレスしてなじませます。
ほうれい線の溝に溜まったファンデーションは、空いている手で頬を軽く引き上げて持ち上げ、スポンジで周囲になじませます。
ファンデーションが毛穴落ちしていると化粧くずれ印象が強いので、お直し必須。空いている手で肌を軽く引き上げ、頬の毛穴が浅くなった状態で溜まったファンデーションをスポンジでやさしくかき出して周囲の肌になじませましょう。
ファンデーションが毛穴落ちしやすく、対策と直し方を詳しく知りたい人は以下の記事もぜひご参考に。
ファンデーションの毛穴落ちを防ぐ塗り方とメイク直し方法の記事を見る

食事や会話などでよく動かす口もとは、ベースメイクがくずれがち。ファンデーションが取れたり、乾燥して粉っぽく浮いたりすることも。目の周りのお直しと同じく、ミスト状化粧水を吹きかけたあとにスポンジでヨレた部分をならしてから、薄くファンデーションやフェイスパウダーをのせましょう。
口周りは、ファンデーションを厚塗りすると途端に老けた印象に見えるので、化粧直しの際には必要以上に塗り重ねず、とにかく薄くのせることを意識しましょう。
額は、汗や皮脂の分泌が多く、面積も広いのでテカリが目立ちやすい部分。ティッシュでテカリをおさえて、ファンデーションが取れている部分が目立つときには上から軽くパウダーファンデーションをのせましょう。
続いて、ベースメイク以外の、リップ、チーク、アイメイク、アイブロウなどポイントメイク別に化粧直しの方法をご紹介します。

ポイントメイクで一番多いのがリップのお直しではないでしょうか。塗っていたリップが取れてしまうと、口もとの色みが失われ化粧がくずれた印象がとても強くなるので、食事後や時間が経ったときのリップのお直しは必須です。
清潔感を欠く原因となる唇に残った汚れや口角の溜まりをティッシュや綿棒で軽くふき取ったあと、リップクリームで唇全体を保湿し、お好みのリップ(口紅、リキッドルージュなど)を重ねましょう。
頬を触ってチークが薄くなってしまったときや頬のベースメイクを直したときには、チークをつけ直します。頬にチークの色がほんのりと残っていることも多いので、朝と同じ量をつけるのはやりすぎです。ブラシを使ってふんわりと血色感を足しましょう。

目もとはよく動かす上に細かなシワも多いので、アイメイクがヨレたり溜まったりしやすい部位。人によっては涙目でアイメイクがにじんでしまうということも。まずは小さく畳んだティッシュの角やスポンジ、綿棒などを使って、目周りのくずれを取り除きます。
細かいシワや二重のラインにもアイシャドウが溜まりやすいので、指でならして整えましょう。

アイシャドウをつけ直す場合は、少量をふんわりとまぶたにのせます。元のアイシャドウと、新たに塗ったアイシャドウとの境界線ができやすいので、しっかりぼかしてのせるのがおすすめ。マスカラが塗ってある状態でアイシャドウをつけ直すと、まつ毛にアイシャドウの粉がつきやすく、マスカラの印象が弱まるので注意しましょう。
アイラインが消えていたりヨレてふき取ったりした場合には、ラインを引き足しますが、元からのラインと新たに引くラインがしっかりつながるように意識することが大切です。

眉メイクの中でも、特にくずれやすいのが眉尻。眉尻は毛量が少なく汗や皮脂の影響を受けやすい上に、髪や手が触れることも多いので、描いた眉尻が薄くなったり消えたりしがちです。
肌に皮脂やファンデーションの油分が多いとアイブロウの色がのらないため、化粧直しではフェイスパウダーを眉尻と周辺の肌にのせて皮脂や油分を吸着し、肌をサラサラに整えてから描き足すことがポイント。
眉尻を描いたら、必ず元の眉メイクとなじむように全体的に少し描き足しましょう。
ここまでは化粧直しの方法をご紹介してきました。
最後に、化粧直しにおすすめのアイテムを厳選してご紹介。気になるくずれをきれいに整えることができ、携帯しやすいアイテムを選ぶときの参考にしてみてくださいね。
今回は、化粧直しについての情報として、化粧くずれの原因やくずれの種類、お直しのタイミングや、ベースメイクとポイントメイクにわけた直し方などをお届けしました。
同じ人でも、その日の環境や過ごし方、肌状態、表情などによっても化粧のくずれ方が異なります。その時の状態に合わせた適切な化粧直しできれいなメイク仕上がりをキープし、快適に過ごしましょう!
※ご紹介したアイテムは、製造終了となることや価格が改定になることがあります。予めご了承ください。
公開日:2026年7月21日

三国屋陽介
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター メイクアップアーティスト
ライフスタイルに合わせたメイク提案が得意